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【エリア別】中国地方は着物の需要が高い?高額買取になるのか大公開

中国地方は全国的と比較してみると、着物需要は高めになっています。そのため、着物買取の高額査定が狙いやすいです。ただ、県別に注意点も存在します。

この記事では、中国地方の着物買取事情と、高額査定が狙える伝統工芸品についてまとめました。お住まいの地域の着物需要は高いのか、高額査定になりえる伝統工芸品はどのようなものか確認してください。

目次

山口県の着物買取事情

山口県

山口県の呉服店数

中国地方である山口県には109軒の呉服店があります。人口に対する店舗数の割合は、10万人当たり7.62軒となっており、全国平均よりも高くなっています。このことから山口県での着物の需要が高いことがお分かりいただけるでしょう。

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産地の着物&伝統工芸品

山口県は豊かな風土に恵まれており、そこでは様々な伝統工芸品や民工芸品が生まれてきました。これらは長い年月をかけて磨かれた匠の技や、手作りならではのぬくもりが備わっています。

中でも以下の品は、国の伝統工芸品に指定されている貴重なものです。

  • 萩焼
  • 赤間硯
  • 大内塗

萩焼の歴史は16世紀にまで遡り、萩市で毛利家の御用窯として開かれたことが始まりと言われています。萩焼の伝統文化の中からは、人間国宝や芸術院会員、前衛作家などが多く輩出されています。

赤間硯は鎌倉時代が起源とされており、古くから硯の絶品として定評があるようです。品質が高く、石英や石紋が良く似ていることからも中国の端渓硯と並んでも遜色ないと言われ、日本の端渓と呼ばれています。

およそ600年も前に栄えていた大内文化の華やかさを現代にまで語り継ぐ漆器が、大内塗です。当時の山口県は文化の中心と言ってもいいくらの栄えていて、大内塗の漆器が明や朝鮮との交易での重要な物でした。

色褪せない美しさが特徴であり、現在でも土産物として人気があります。

広島県の着物買取事情

広島

広島県の呉服店数

広島県には、258軒の呉服店があります。人口に対する店舗数の割合は全国平均よりも高く、着物の需要が高いことが分かるでしょう。しかし、着物を買い取ってくれるお店は少ないようです。

広島県の着物買取業者

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産地の着物&伝統工芸品

広島県には、久留米絣や伊予絣と並んで日本三大絣と呼ばれている、備後絣があります。備後絣は1853年に、富田久三郎によって創案された織物です。

絣とは絣糸を使用して、かすったような模様が表現されている織物であり、備後絣は黒に近い紺色の木綿絣が特徴となります。1960年頃には機械の導入やウール絣も作られるようになり、全国生産の70%も占めていました。

その染色技術は今、デニムの生産などに生かされています。また全国に広めた販路と縫製技術はアパレル産業へと発展し、現在に至るまで広島の地場産業を支えています。

備後絣の生産は以前よりも減少してしまい、希少性が高くなりました。また広島の伝統工芸品に指定されたこともあって、着物の買取りにおいては高額買取が期待できる着物の一つといえるでしょう。

岡山県の着物買取事情

岡山城

岡山県の呉服店数

岡山県の呉服店の軒数は142軒となっています。人口に対しての店舗数は全国平均よりも低い値となっているようです。そのため、中古の着物を買い取ってくれる専門の着物買取店も、他県よりも少ない軒数となっています。

岡山城

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産地の着物&伝統工芸品

岡山県には、県指定の郷土伝統工芸品に指定されている、作州絣があります。作州絣の技法を以下にまとめました。

  • 先染めの手織りである
  • 絣糸を、たて糸およびよこ糸に使用している
  • 絣糸のかすりを手作業で柄合わせし、絣模様を織り出してある
  • 絣糸の染色方法が、くくりによるものである

以上が技法であり、これに使用される原材料は綿糸とされ、津山市で生産されたもののみが作州絣として認定されます。津山地方は、古くから高級絹織物が盛んに生産される町でした。

そこに17世紀頃、綿の栽培が行われるようになったことで、紺無地や縞模様などの庶民が着る着物の生産も行われるようになったのです。それでも一度は、他産地の市販物に押されて絶滅寸前となってしまいました。

しかし、津山市産業復興計画の一つとして作州絣が取り上げられたことで、伝統ある木綿絣が注目され、再び最盛期を迎えるまでに発展していったのでした。

鳥取県の着物買取事情

鳥取

鳥取県の呉服店数

鳥取県にある呉服店の軒数は62軒と少なく感じますが、人口当たりの店舗数の割合は全国上位に入ります。鳥取県では着物の需要が高いのがわかりますね。

ただし、着物買取店は少なく、需要に追いついてない印象があります。

鳥取県の着物買取業者

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産地の着物&伝統工芸品

鳥取県西部では17世紀後半、砂地を利用した綿の生産が始まりました。その後、染料の元となる藍玉の問屋が設けられたことで、原料に綿を使う木綿の生産が増加していきました。

そして19世紀に米子や弓ガ浜地域で、後に弓浜絣となる浜の目絣と呼ばれる絵絣が織られるようになりました。弓浜絣は、農家の女性が自分たち農民のために作り始めた衣料とされています。

素朴でありながらも生活に関連する絵柄が繊細かつ大胆に表現されているのが特徴です。その絵柄には、縁起物や吉兆、厄除けなどの意味合いが込められているようです。

そのような弓浜絣は、衣類だけではなく、以下のような製品にも用いられるようになりました。

  • 座布団
  • 暖簾
  • 袋物

現在では、木綿地の弓浜絣の技法を応用して、絹紬やウール素材に変えた絵柄の製品も多く出回って、人気を集めています。

島根県の着物買取事情

島根

島根県の呉服店数

島根県には60軒の呉服店があります。これだけを見ると少なく感じますが、人口に対する店舗数の割合は全国平均に比べると高く、島根県では着物の需要が高いのでしょう。しかし、需要が高い割には着物の買取店は多くありません。

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産地の着物&伝統工芸品

着物の買取りにおいては、伝統工芸品に指定されているものや、地域特産の着物が高額で買取されます。島根県にも、高額買取が期待できる着物がありますので、以下の代表的なものをご紹介します。

  • 広瀬絣
  • 安来織

島根県の無形文化財に指定されている広瀬絣は、文政7年に始まったとされる織物です。渋柿を和紙に塗り、縦長に拡大した模様を切り抜くという、独特な型紙を使用します。

それを絵模様と幾何学模様とを組み合わせて、大胆な模様を作り上げるのが特徴といえるでしょう。手織のため大変手間がかかりますが、現代にも通じるような新鮮な図柄が多くあります。

安来織は絣織から発展した織物で、江戸時代が発祥と言われています。緯糸には絣糸を使用し、藍で先染めしてから織りあげた安来織は、洗う度に絵模様が鮮明になっていき、柄の美しさが増すという特徴を持ちます。

棟方志功が描いた観音様が図案となっていて、それが安来織のトレードマークともなっています。

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この記事の監修者

「もっと価値を見つける」をテーマに着物の買取現場に立ち会い価格交渉を経験。現在は着物買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら着物売買を行うため古物商取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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