着物の基礎知識

着物の『家紋』には意味があった!?種類と意味合いを解説!

着物の紋とは、自分の家系を示すマークのことですが、同じ家系でも紋は異なりますし、男性と女性とで紋が異なるケースもあります。

パッと見ると同じように見えても、よく見るとちょっとした部分が異なっている紋などもあり、そうしたわずかな違いも含めると、大体1万種類以上の紋があると言われています。

着物の買取に出す際には、紋が入っているものでもいないものでも、問題なく買取ってもらうことができます。

また、紋が入っていたり、紋が入っている場所や数、また紋の種類によって買取価格に影響が出るということはないので安心してください。どのような紋でも全く問題ありません。

紋にはそれぞれ意味があり基本的に「家紋」として代々続くもの

先生

着物に描かれている紋は、基本的にはその家計に代々受け継がれている家紋です。

家紋は儀礼的なイベントにおける装飾などに使われてきたものですが、日本においては平安時代から使われていたという記録があるほど歴史が長いものなのです。

家紋の始まりは、持ち物の持ち主を明らかにするという名札的な役割をしていて、貴族の場合だと車や装束などにつけたり、武家の場合には戦場における旗印などとして歴史の中で活用されてきました。

家紋によってその人が誰だか見分けることができるという点では、武家の家柄を表すという意味も持っていたようですね。

明治時代になってからは一般庶民にも使われるようになり、現在では着物の紋などとして受け継がれています。

家紋の中でも特に有名な24選

家紋

家紋は、似たようなものでも微妙に異なるものが多く、そうした細かい違いも含めると合計で1万種類以上あると言われています。

その中でも特によく知られているものと言えば、長寿や子孫繁栄を表す銀杏紋、武士が多く使用した井筒紋、学問の神様を表す梅紋をはじめとする24種類があります。

これらの紋は、それぞれに形が少し変わっていたりしているため、別の紋のように見えることがありますが、その家紋を見るともともとはどの紋から派生したものなのかを知ることができます。

家紋として使われる形の原型となるモチーフは、全部で300種類から400種類ほどあり、自然をモチーフにしたものや人間、幾何学模様など、様々なモチーフが使われています。中でも紋として人気が高いのは、桐や桔梗、藤などですね。

「梅紋」

梅紋のモチーフとなっている梅は、中国においては菊や竹、蘭などと並んで4君子の一つとしてあがめられていたモチーフでもあります。

これが古代日本に入って来て紋として使われるようになったわけですが、梅紋は日本においては平安時代からすでに使われていて、古い歴史のある紋の一つと言えるでしょう。

梅紋は、天神様と大きな関係があり、学問の神様を奉る天満宮の神紋としても知られています。歴史が長くて人気が高い紋ですが、日本の家紋としては西日本から九州にかけて多く見られるという特徴がありますね。

梅の花をシンプルに描いた「梅の花紋」、それを丸で囲った「丸に梅の花」紋、花弁が多い八重梅紋など多種多様な紋が存在します。

「扇紋」

扇というと、末広がりの形をしています。これはとても縁起が良いと考えられていて、家紋としても人気が高いモチーフですね。

扇紋は扇をモチーフにしていますが、扇が開いた状態をモチーフにしているものもあれば、閉じた状態のものが描かれているものもありますし、複数の扇が描かれているものなど、多種多様です。

扇はもともと団扇を持ち運びやすいように工夫したもので、団扇をたためるようにして携帯しやすくした実用的なアイテムです。

実用的という点は現在でも変わることなく受け継がれているため、今でもいろいろなシーンで扇は重宝されています。家紋としての扇は、縁起が良くて実用的、つまり質実剛健と言った武士のライフスタイルに合った紋だったようです。

「銀杏紋」

銀杏(いちょう)といえば秋になると葉の色が黄金色になって美しい風情を季節に添えてくれる風物詩となっていますが、もともとは中国から日本に入ってきた外来種です。

しかし現在では日本の風土に溶け込んで、神木として崇め奉られている木でもあります。

この銀杏をモチーフにした銀杏紋は、長寿とか子孫繁栄のシンボルとして家紋としては人気が高いという特徴があります。また、紋としてはアレンジしやすいため、様々なバリエーションによってたくさんの家紋が存在するモチーフでもありますね。

銀杏の葉をモチーフにしたものもあれば、花をモチーフにしたものなど、同じ銀杏というモチーフでも多種多様な紋が存在しています。

「井筒・井桁紋」

「井」という文字をモチーフにした井筒・井桁紋は、家名に「井」の文字が入っていた武家が好んで使った家紋でした。

「井」とはもともと、井戸の地上から突き出している部分のことを指していますが、家紋としては、「井」の形を保っているものは井筒紋と呼び、形が変形してひし形になったものは井桁紋として区別しています。

「井」という文字は紋としてアレンジしやすいため、字体や形などでバリエーションが多いですね。

また、「井」を大きく一つだけ紋として使っている井筒・井桁紋もあれば、複数の「井」を並べたり回転させることによって創造性豊かなデザインに仕上がっている家紋もあります。

井筒・井桁紋は、角張ったデザインから丸みを帯びたデザインまで幅広く存在している家紋の一つと言えるでしょう。

「沢瀉紋(おもだかもん)」

沢瀉紋は、日本十六紋の一つにもなっている紋で、武家が好んだ紋としても知られています。

沢瀉というのは、もともとは田んぼや池、沢などに生えている水草ですが、シュッとした姿が矢じりに似ているという点、そして「面目が立つ」に通じると言われていた点から、武家の分葉や家紋として好んだようですね。

沢瀉紋をこよなく愛した武将の一人に、毛利元就がいます。彼が戦に向かう際には、沢瀉にトンボが止まった家紋を幸運の印として愛用していたと言われています。

沢瀉紋には、穏やかな水辺に生えている植物としての沢瀉をイメージしたものと、戦を彷彿させるような兜とコラボさせたものがあります。どちらも、もともとのモチーフは沢瀉という点は共通しています。

「柏紋」

柏紋のモチーフとなっている柏は、昔から神様へのお供え物の器として使われてきた神聖なアイテムです。現在でも柏餅などが風習として残っていますが、この神々しいモチーフは家紋としても人気があります。

柏紋は鎌倉時代にはすでに家紋として使われていて、一般的には武家がよく用いていました。

柏紋は柏の葉を1枚だけではなくて3枚を並べてデザインした三つ柏が家紋としては人気がありますが、4枚を並べた四つ柏や5枚を使った五つ柏なども、家紋として使われています。

また、柏の葉は器として使われていたもので面積は広く、紋としても面積の広いものが選ばれることが多いのですが、土佐柏のように葉が細いものも家紋となっています。

「片喰(かたばみ)紋」

片喰紋は家紋の中でも人気が高いモチーフの一つで、特に平安時代や鎌倉時代に多く用いられていた紋として知られています。

片喰紋のモチーフとなっている片喰は雑草なのですが、その生命力がたくましいという点、優雅な形をしている点、そして女性らしさを漂わせる雰囲気によって、子孫繁栄を意味する植物と言われています。

片喰紋は女性らしい雰囲気を持つ家紋ですが、多くの武家も好んで使っていて、日本十六紋の一つにもなっています。

特に北陸地方や山陰地方の日本海側ではこの紋は人気が高かったようです。片喰紋をシンプルにデザインした紋が多いのですが、複数の片喰をコラボさせて紋のデザインにしたり、ひし形で囲って男性らしくアレンジした菱に片喰紋などもあります。

「桔梗紋」

桔梗紋は、美濃出身の武家が好んで使った家紋の一つですが、戦国時代では明智光秀が水色の桔梗紋を使ったことで知られていますね。

秋の風物詩ともいえる桔梗は、秋の七草の一つでもあり、紫色で小さく可憐な花を咲かせます。

戦国時代や江戸時代では、家紋を身に着けるのは男性に限定されていたのですが、女性はこの桔梗の花を小形にして身に着けていたと言われています。

桔梗紋は、この可憐な花をモチーフにしたものですが、丸みを帯びたデザインの紋もあれば、角ばった雰囲気に仕上げている紋もあり、男性的な印象をあたえる家紋はたくさんあります。

また、多くの家紋は桔梗を1つ使っているのに対し、三ツ盛り桔梗では3つの花を用いたり、抽象的にアレンジした三つ割八重桔梗や三ツ割反り桔梗などもあります。

「亀甲紋」

亀甲というと、「亀は千年、鶴は万年」という言葉から長寿をイメージする人は多いですし、キッコーマンの社章となっているモチーフとしても良く知られていますね。

亀甲紋は亀の甲羅をモチーフにしたものですが、亀の甲羅が正六角形に近い形をしているということから、正六角形を使った家紋は亀甲紋に分類されることになっています。

一般的には、亀甲紋は正六角形の形を表していて、その他の紋と組み合わせて使うことが多いですね。例えば正六角形の中に花が描かれていたり、ひし形が描かれていたりする紋が多くなっています。

また、亀甲紋のラインは太さや数によってアレンジが豊富なため、亀甲紋の家紋は多種多様に富んでいるのが特徴です。

「桐紋」

桐と言えば高貴な木とされていて、現在でも桐の箱などは高級木材として知られています。

日本へ家紋が伝えられる前の古代中国では、桐は鳳凰という架空の鳥が舞い降りてくる神聖な木と崇め奉られていましたし、日本では古代から皇室を表す菊の紋章と並んで副紋として使われています。

現在では、桐をモチーフにした桐紋葉人気があり、皇室以外にも広く普及していますが、これは桐紋を持つ皇室や武将が、臣下へ紋を与えることによって少しずつ広がっていったと考えられています。

特に西日本では桐紋が多く見られますが、これは天下統一を果たした豊臣秀吉が家臣に与えたことによって広がったもので、五三桐や五七桐などが良く知られています。

「桜紋」

春の風物詩である桜は、短い期間しか咲くことがなく、咲いたと思ったらあっという間に散ってしまいます。その散り際が潔く、そして美しいとされて、家紋としては武家に多く好まれた家紋でもあります。

日本でよく使われている家紋の中には、平安時代など古い時代から紋として使われていたものがたくさんあります。しかし桜は、家紋としては江戸時代になって初めて登場したため、他の家紋と比較すると普及はそれほど多くないようですね。

あまり普及しなかった理由としては、パッと散ってしまう事が縁起が良くないと考えられていたからなのかもしれません。

ちなみに桜紋は、武家の中では大名など位が高い武将が使用していました。

「鷹の羽紋」

武家の家紋として知られている鷹の羽紋は、日本十六紋の一つです。

鷹をモチーフにした紋ですが、鷹という鳥は人間とは古い時代から大きなかかわりがあり、いつの時代でも美しい中にも雄々しい振る舞いが魅力の存在でした。

その雄々しい姿が武家のあるべき姿というシンボルと重なり、武家の家紋として人気が高かったようですね。特に江戸時代には、なんと120家の大名や旗本たちが、鷹の羽紋を家紋として取り入れていたほどです。

鷹の羽紋は鷹の羽をモチーフにしていますが、アレンジしやすいため、バリエーション豊かな家紋がたくさんあります。

鷹という鳥をそのまま描いた紋はありませんが、鷹の羽を1枚だけモチーフにした丸に一つ鷹の羽紋や、二枚を重ねた遭い鷹の羽紋などなど多種多様です。

「竹・笹紋」

竹や笹は、日本の風土によくなじむ植物で、家紋としても人気があります。松竹梅などにも用いられているように、昔から竹は高貴で縁起が良いものだと考えられていたようですね。

家紋として使われるようになったのも、奈良時代と早いのですが、竹は厳しい寒さにも耐えることができる強靭な生命力が武士たちから評価され、家紋として取り入れられたのだと考えられています。

竹・笹紋は竹をモチーフにした竹紋と、笹をモチーフにした笹紋、そして笹の根の部分をモチーフにした根笹紋とに分類できます。

武家に多く使われている家紋ですが、上杉謙信の影響によって北日本から関東にかけてよく見られる家紋でもありますね。

「橘紋」

橘紋は、たくさんある家紋の中でも最も古い紋の一つと言われていて、古くは橘氏によって使われ始めたことが始まりと言われています。

日本十六家紋の一つとして人気があり、アレンジ方法もバラエティ豊かな点が特徴的な家紋ですね。ちなみに、江戸時代の幕末における大老をつとめた井伊氏もまた、この橘紋を家紋としている武将の一人でした。

橘紋のモチーフとなっている橘は、密柑の原種にもなっている品種で、強い香りがあることと、雪の害にあうことなく強くたくましく育つ強い生命力があります。

この点が家紋に取り入れられる由来になったのではないでしょうか。万葉集でも橘を唄った歌は多いですし、桃の節句では橘と桃の花を飾るという風習として現在でも受け継がれているモチーフですね。

「巴紋」

弓矢の神様を祭ると言われている巴(ともえ)をモチーフにしたのが、巴紋です。巴とは、もともと弓をひくときに左腕の肘に巻き付けておく武具の一つで、武将にとっては戦の際になくてはならない必需品です。

巴は渦巻き型をしているため、ここに「巴」という漢字を当てたことが、巴紋の始まりだったようです。

ちなみに、巴紋を形どったシンボルやサインはとても多く、日本だけではなく世界中でもあらゆるところで使われています。日本においては、巴の形は十字や卍などと並んで神秘性のあるシンボルとして使われています。

神紋として使われることも多いのが、この紋の特徴と言えるでしょう。また家紋としての巴紋は、北関東に多く見られるという特徴もあります。

「引両紋」

引両紋は、戦国武将の一人である足利氏によって広められた武家文の一つで、足利氏が天下を取った際に普及した紋です。

引両紋は家紋としてはまっすぐのラインが描かれているため、分かりやすいという特徴がありますが、もともとこの引両は横向きにひかれた直線をモチーフにしています。

横に一本まっすぐに力強く書かれた直線は、武士の器量や勢い、力強さを感じ取ることができるため、家紋としても広まっていきました。

引両紋は、たくさんのアレンジがしやすいデザインのため、バラエティ豊かな家紋が存在しています。線が1本のものは一つ引きと呼ばれ、線の数が8本の八つ引きまでありますね。関東地方で多く見られる家紋の一つでもあります。

「藤紋」

日本の四季に風情を添えてくれる藤をモチーフにした藤紋は、日本十六紋の一つとなっています。藤の花は、小さな紫色の花弁がいくつも連なっているのが特徴で、風になびく姿はとても優雅なもの。

それでいて、生命力および繁殖力が強く、長寿という特徴も持っている花なのです。

藤紋の始まりは古く、平安時代にはすでに家紋として貴族である藤原一族が衣服に子の紋をつけていました。その一族の栄華にあやかろうという意味も込めて、この紋が広く普及していったという説が強いですね。

藤紋は、藤をモチーフにしているため、一つ一つの花の細部を描くというよりは、連なる花弁の様子をザックリとデザインされている紋が一般的です。

「菱紋」

菱紋といえば、財閥系の企業の社章に使われていることで知られていますが、家紋としても古い平安時代から使われている紋の一つです。

菱紋のモチーフは菱型なのですが、幾何学的な菱型をモチーフとしているわけではなく、トゲを持つ食用の菱の実をモチーフにしたという説が有力ですね。

菱紋は形が菱型をしているという共通点がありますが、菱型だけをモチーフにしている紋ばかりではなく、他の紋を組み合わせてコラボさせたものも多くあります。

特に、唐花と菱型の組み合わせはとてもポピュラーな紋として人気があります。ちなみに菱紋は、武家の武田信玄が用いたことでよく知られています。現在では、菱紋を3つ組み合わせた三菱の社章として、世界中に広く知られています。

「星紋」

家紋は、草や木、花など自然界に存在するものをモチーフとして作られることが多いのですが、星紋は天体に輝く星をモチーフにしているという特徴があります。

星と言っても私たちが良く知っている★の形を使っているものはなく、円を5つ丸く並べて星を形どっているものが多いですね。

星紋の中でも「月に北斗星」紋は、北極星およびその周りにある北斗七星をモチーフとした紋です。北斗七星は古来から信仰されていたもので、戦に勝つための3人の大将を示しているとも言われています。

縁起が良いということで家紋として用いた武士が多かったのかもしれません。また、星の数は1つ星、3つ星、5つ星などバラエティ豊かです。

「牡丹紋」

家紋の中でも公家が多く好んで用いたと言われている紋の一つに、牡丹紋があります。この紋は牡丹の花をモチーフにしていますが、牡丹はもともと中国で原生する植物で、富貴長寿のシンボルとして知られています。

また、牡丹の花はたくさんの花びらを持ち、大きくて存在感のある花を咲かせます。そのゴージャスな見た目によって、平安時代には貴族に好まれた花でもありました。

家紋としての牡丹紋は、平安時代にまでさかのぼりますが、特に公家の近衛家では正式な家紋として取り入れていました。また江戸時代では、菊や桐、葵などの紋と並んで高貴で格式のある紋としても知られていましたね。

モチーフは牡丹の花ですが、花の部分だけをデザインしたものが多い中、抱き牡丹のように茎の部分までデザインしたものもあります。

「松紋」

日本でも松竹梅の一つとして知られている松は、慶賀をつかさどるおめでたくて縁起の良い樹木の一つとして考えられています。

しかも、常緑種で厳しい冬にも強い生命力を維持し、長寿の樹木であることから、門松の飾りのモチーフとしても使われていますね。

この松をモチーフとしたのが松紋です。松紋の多くは、威厳のある姿をデザインしたものが多く、樹木全体を紋として表現したものが一般的です。

しかし櫛型に描いた「丸に一つ松」紋や「光琳松」などもあります。また、松を描き、その周りをまるで囲んだり、松のデザイン面をアレンジした家紋などもあれば、他の家紋の周囲を囲む円の部分に松を使っている松紋もあります。

「茗荷紋」

茗荷紋は、日本十六紋の一つで、モチーフとなっているのは日本の秋の味覚の一つである茗荷(みょうが)です。

茗荷は殺菌作用や解毒作用があり、調理の際には薬味として使われることが多い食材ですが、古代では邪気を払う作用麻酔作用妙薬として用いられてきました。

また、みょうがという発音は、仏教においては邪気を払うという意味をもつ「冥賀」と同じです。

そうした複数の意味から、茗荷紋は神仏の加護を受けることができて邪気や邪念を払いのける、縁起の良い紋として使われるようになったようですね。

そうした背景のため、神社などで使われる紋が多いのが特徴です。茗荷紋とよく似た紋に杏葉紋がありますが、葉の脈があるものは茗荷紋として見分けることができます。

「目結紋」

目結紋は、穴や間を結ぶという意味を持ち、一族の結束という意味を持つ紋です。もともと目結は絞り染めのテクニックの一つなのですが、糸を使って行うことから鹿子絞りと呼ばれることもあります。

目結紋は家紋として使われるようになる前から、目結として衣類に模様をつける目的で行われていましたが、この目結の模様をモチーフにして紋としたものが、目結紋ですね。

目結紋は幾何学的で美しい印象をあたえるため、鎌倉時代にはとても人気がある紋でした。

目結紋の種類としては、四角形が45度回転して菱型を作り出しているものが多く、一つの四角形が使われているものは一つ目、4つ使われているものは四ツ目などと呼ばれています。

「竜胆紋」

竜胆紋は、中国語ではリューダンと発音しますが、日本ではリンドウと発音します。どちらも同じ竜胆という植物のことを表していていますが、竜胆は日本にも古くから原生している草花で、万葉集にも登場するほど長い歴史を持っています。

竜胆紋として使われるようになったのは平安時代あたりからですが、戦国時代においては源一族と関係のある武将たちがこぞって使っていたほどポピュラーな紋でした。

竜胆紋は、竜胆の葉と花をどちらも使うのが一般的で、葉の上にいくつかの花弁が乗っているデザインはとても人気があります。

その他にも、万華鏡のように複雑なデザインへとアレンジされたものや、上下左右に対称となっているものなど多種多様です。

超有名「徳川紋」

家紋の中でも超有名なのは、徳川紋と呼ばれている葵紋ではないでしょうか。徳川一族が使っていた家紋で、テレビの水戸黄門で「この紋所が目に入らぬか!」と敵の目の前にたたきつけるのもまた、この徳川紋ならぬ葵紋ですね。

モチーフとなっている葵は、もともと京都の加茂神社の神紋として使われていたもので、加茂氏と武家たちが強いつながりを持ったことに共鳴し、松平氏も葵紋を家紋とするようになったのが、徳川紋の由来です。

葵紋にはいろいろな種類がありますが、徳川紋として使われている徳川葵は、三つの葵を円で囲んだ紋となっています。徳川一族でない限りはこの徳川紋を持つことは許されませんでしたが、葵をモチーフにした葵紋なら他にもたくさんあります。

家紋は現代においては着物のブランドマークとして定着しつつある

家紋

家紋の始まりは、特定の武具が誰の所有物であるかを示すための名札的な役割でしたが、その後、たくさんの家紋が作られて普及するようになると、その家の願いやゆかりが深いものをモチーフにし、縁起が良いとか神のご加護を願うなど、宗教的な役割も持つようになりました。

日本の長い歴史の中では、家紋は文明の発展に伴って普及してきた副産物と言えるでしょう。現在では,家紋を知らない若い人たちが増えていますが、着物ではブランドマークとして定着しつつあります。

ブランドマークも特定のブランドの名札のような意味があるので、これからも家紋は基本的な意味を維持しながら進化し続けるのでしょう。

まとめ

着物女性 3人

日本の歴史の中では、家系を示すための名札的な役割をしている家紋ですが、もともとは中国から由来したと言われています。

歴史の中では平安時代ぐらいからすでに武具などの所有者を特定するために紋が使われていましたが、そのモチーフには花や植物など自然界に存在するものが多く使われています。

家紋は名札的な役割をするため、それぞれモチーフは同じでも少しずつアレンジしながらバラエティ豊かな紋がたくさんありますが、一つだけのモチーフを使うのではなく、複数のモチーフを組み合わせた紋もたくさんあります。

家紋の中でも最も有名なのは、徳川紋とも呼ばれている葵紋ではないでしょうか。

これは葵をイメージしたものですが、徳川家であることを証明するシンボルでもあり、現在でも水戸黄門などのテレビ番組では、毎回必ず敵に向かって葵紋を見せつけるシーンが名物となっていたりします。

近年では、家紋を知らない若者が増えているため、家紋が活躍する機会や場所は減っています。しかし着物などでは、ブランド名を紋として使うなど、形を変えながらも健在です。

長い日本の歴史とともに歩んできた家紋は、これからも時代の流れに順応しながら、形を変えて日本の文化とともに進化し続けてほしいですね。

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