【男性着物の買取相場】体験してわかった高く売れる種類と業者選び!
男性用の着物は、女性用に比べて市場規模が小さく、買取額も控えめになりやすい傾向があります。
ただし、状態や素材、証紙の有無など条件次第では、しっかりと価値が評価されるケースもあります。

正絹素材や大島紬のような産地物、羽織と袴のセット品などは、再販価値が高く専門業者で高く評価されやすいのが実情です。
この記事では、男性用着物の買取相場や高価買取されやすい特徴、業者選びの注意点まで網羅的に解説しています。
本記事は着物堂(運営:株式会社LIF)が制作・編集し、監修者(古物商許可証を持つ会員(奈良県公安委員会 第641180000388号))が内容を確認しています。記事内の情報は公開時点のものであり、十分な調査のもと掲載しておりますが、内容が最新の情報と異なる可能性があります。
男性着物は女性用より市場規模は小さいが買取可

男性用着物の流通量は、フォーマルな用途が中心となることもあり、女性用に比べて中古市場での取り扱いが少ない傾向があります。
そのため、一般的な査定相場もやや控えめです。
ただし、これは「売れない」という意味ではありません。着物の状態や素材、仕立ての内容などによって、男性用でも十分に価値が認められるケースはあります。
女性用に比べて目立ちにくいジャンルだからこそ、条件に合えばしっかり評価されます。
高価買取されやすい男性着物の特徴
以下のような条件を満たす男性用着物は、専門の買取業者で特に高く評価されやすくなります。
- 正絹(しょうけん)など、高級素材が使われている
- 大島紬や結城紬など、知名度の高い産地物
- 作家物や、品質を示す証紙が付いている
- 袴や羽織がそろった一式セットである
- 身丈が長く、体格の大きな人でも着用できるサイズ
こうした条件がそろっていれば、男性着物でも再販価値が見込まれるため、専門業者ではしっかりと価格がつけられます。
編集部次に、男性着物の具体的な買取相場を見てみましょう。
男性着物の買取相場


男性用の着物の場合も、着物の種類や素材、付属品の有無によっては、しっかりと価値が認められるケースも少なくありません。
ここでは、代表的な男性着物の種類ごとの相場や、素材・状態・証紙の有無によってどのように価格差が出るのかを整理しました。
種類別の男性着物買取相場
| 主な素材/特徴 | 査定相場(円) | |
|---|---|---|
| 着物(フォーマル) | 黒羽織・五つ紋付(正絹) | 8,000〜30,000円 |
| 着物(紬) | 結城紬・大島紬(正絹) | 10,000〜40,000円 |
| 羽織(単品) | 正絹・紬 | 5,000〜20,000円 |
| 袴(単品) | 正絹・化繊 | 3,000〜15,000円 |
| 普段着着物 | ウール・ポリエステル | 1,000〜5,000円 |
| 浴衣(男性用) | 綿・ポリエステル | 500〜2,000円 |
男性着物には、礼装用の五つ紋付から普段着のウール着物、夏場に使う浴衣までさまざまな種類があります。
それぞれ用途や素材が異なるため、査定の評価ポイントも変わってきます。



なかでも高価買取が期待できるのは、正絹を使った礼装や紬の着物です。
とくに状態が良く、羽織や袴とセットになっている場合は、再販のしやすさも評価されて、価格がつきやすくなります。
反対に、ウールやポリエステルといった化繊素材の普段着着物は、相場が1,000円前後になることが多く、場合によっては買取対象外となることもあります。
普段着着物や浴衣も「売れない」と決めつけず、状態が良ければ査定対象になることもあるため、まずは手元にあるものを確認してから判断するのがおすすめです。
産地物の男性着物買取相場
| 特徴 | 査定相場(円) | |
|---|---|---|
| 大島紬(男性用) | 正絹・伝統織物 | 15,000〜45,000円 |
| 結城紬(男性用) | 手織り・高級紬 | 20,000〜60,000円 |
| その他ブランド紬 | 有名産地の紬 | 10,000〜50,000円 |
男性用の着物でも、特定の産地で織られたものは高く評価されやすい傾向があります。
なかでも代表的なのが、大島紬や結城紬といった伝統的な紬織物です。
いずれも日本を代表する高級織物であり、素材の上質さや希少性、製造工程の手間などから、中古市場でも根強い人気があります。
特に正絹で織られた本場大島紬は、男性用でも再販価値が高く、証紙が付いていて状態が良ければ、数万円単位の買取価格になることも珍しくありません。
結城紬はそのなかでも手織りや本場物といった条件が重なれば、さらに評価が上がる可能性もあります。
帯・和装小物の男性着物買取相場
| 主な素材・条件 | 査定相場(円) | |
|---|---|---|
| 帯(男帯) | 正絹・高級帯 | 3,000〜20,000円 |
| 羽織紐・角帯 | 小物一式 | 1,000〜8,000円 |
| 草履・足袋など | セットになれば評価アップ | 500〜5,000円 |
男性用の帯や和装小物も、状態や素材によっては買取対象になります。
着物本体に比べると単体での査定額は控えめになることが多いですが、査定時に一緒に出すことで「一式」としての評価がつきやすく、買取額がアップする可能性があります。
たとえば、正絹の角帯や羽織紐などは単品でも数千円になることがあります。
特に未使用品や保存状態が良いものは評価されやすく、帯と着物が同じ色調でそろっている場合はセット品として再販しやすいため、業者側も積極的に引き取る傾向があります。
また、草履や足袋などの小物類は中古では値段がつきにくいものの、状態が良ければ「一式の付属品」として査定にプラスになることもあります。
編集部が実際に売却した体験談


編集部ではこれまで複数回、男性用着物を含む着物一式を実際に査定・売却しており、その経験から得た学びも少なくありません。
「男性着物は需要が少ないから売れない」という印象を持たれがちですが、条件次第では十分に評価されることがあります。
ここでは、編集部が実際に査定を受けたなかで印象的だったケースをいくつか紹介します。
思ったより高く売れた正絹の羽織と袴セット


編集部で実際に査定に出した男性用の着物のなかで、特に印象に残っているのが「正絹の羽織と袴を一式セットで査定に出したケース」です。
事前に調べた範囲では、男性用は女性用より相場が低めで、正直あまり期待していなかったのですが、査定結果は予想を上回るものでした。


査定を依頼したのは、男性着物の取り扱いにも慣れている専門業者でした。担当者は、着物と羽織の素材や仕立てを丁寧に確認したうえで「正絹で状態も良好、一式として整っているため再販しやすい」と説明してくれました。
特に袴が正絹で、サイズも大きめだった点が高評価につながったようです。
最終的な査定額は2万円台後半で、単品で出した場合に比べて明らかに高い金額になりました。
一式としてのまとまりと、状態の良さがしっかり見てもらえたことで、「男性用でも条件次第ではしっかり売れる」という実感につながった体験です。
この経験からも、羽織と袴がそろっている場合は、まとめて査定に出すことのメリットを強く感じました。単体では価格がつきにくい場合でも、一式になることで再販価値が高まり、業者側も積極的に評価してくれる傾向があります。
証紙なしでも売れたが、他社とは価格差があった


編集部で査定に出した男性用着物のなかには、証紙を紛失してしまったケースもありました。
見た目や質感から正絹であることは明らかでしたが、証明書類がないため、本来の価値がしっかり伝わるか不安がありました。
このとき査定をお願いしたのは、着物専門の出張買取業者でした。
担当者は着物を手に取りながら、「おそらく正絹で品質は良いですが、証紙があればもっとはっきり価値を説明できる」と話してくれました。
最終的には1万円台前半の査定額がつき、それなりに評価はされたものの、どこか惜しい印象が残る結果となりました。


参考までに、同じ着物を別の業者にも見てもらったところ、やはり「証紙がないため評価しきれない」と言われ、査定額は数千円低く提示されました。
業者によって判断は分かれるものの、証紙の有無が査定額に与える影響は小さくないと感じた瞬間です。



この経験から学んだのは、「証紙がない=売れない」ではないものの、「ある場合と比べて損をしやすい」という点です。
査定額に納得感を持つためにも、証紙などの付属品はなるべく保管しておき、査定時に一緒に出せるようにしておくことが重要です。
対応や説明の丁寧さが安心感につながった


実際に男性着物を売却してみて、編集部が強く感じたのは「業者の対応の丁寧さが安心感につながる」ということでした。
とくに出張査定を依頼した際は、自宅でのやり取りになるため、査定担当者の振る舞いや説明のわかりやすさが、そのまま満足度に直結します。
ある専門業者に出張査定を依頼した際、担当者は着物を広げながら一つひとつ状態を確認し、「これは正絹ですね」「証紙がないのは少し惜しいですが、羽織とセットで良い形になっています」と、丁寧に説明してくれました。
査定の根拠をその場で示してくれるため、不安なく価格を受け入れることができました。


また、査定額に納得がいかない場合も「無理に売らなくても大丈夫ですよ」と伝えてくれるなど、押しつけのない接客だった点も好印象でした。
他社では淡々と価格だけを伝えられ、判断材料が少なかったのに対し、こうした丁寧な説明があったことで「この業者に任せても大丈夫だ」と感じることができました。
男性着物は価値の伝わりづらいジャンルでもあるため、業者選びの際には価格だけでなく、対応の丁寧さや説明力も重視したいポイントです。
男性着物を高く売るためのコツ


男性用の着物を少しでも高く売りたいと考えるなら、査定前のちょっとした準備や工夫が大きな差につながります。
ここでは、実際の体験も踏まえながら、男性着物を納得のいく価格で売るためにやっておきたい準備と、査定を有利にする具体的なコツを紹介します。


1. 事前にホコリや汚れを落としておく
査定前には、着物の見た目や清潔感を整えておくことが基本です。
とくに男性着物は、長期間たんすにしまったままになっているケースも多く、気づかないうちにホコリがたまっていたり、表面に軽い汚れがついていたりすることがあります。
このような状態のまま査定に出してしまうと、業者側は再販時の手間を考慮し、査定額を下げる可能性があります。目立たない汚れであっても「保管状態が悪い」と判断されてしまうこともあるため注意が必要です。
具体的には、やわらかい布で全体を軽く拭いたり、着物専用のブラシでホコリを払ったりする程度で十分です。
無理に汚れを落とそうとして傷をつけてしまうと逆効果になるため、あくまで「現状を丁寧に整える」意識で対応するのがポイントです。
2. 証紙・たとう紙・購入時の付属品はそろえて出す
着物を査定に出す際は、着物本体だけでなく、保管時に使われていた「たとう紙」や購入時に付属していた証紙、ブランドタグ、外箱なども一緒にそろえて出すことで、買取価格にプラスの影響を与える可能性があります。
特に証紙は、産地や素材、織りの技法などを証明するための重要な情報源であり、買取業者が正確な価値を判断するうえで欠かせないものです。
証紙があるだけで「正絹かどうか」「本場の大島紬かどうか」などが明確になるため、査定額が数千円から数万円単位で変わることもあります。
たとう紙や外箱も、状態が良いものであれば「大切に保管されていた」という印象を与え、全体の評価につながることがあります。



逆に、証紙がない場合は本物であっても真贋が確定できず、相場より大きく値下がりしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
3. 複数枚まとめて査定に出すと評価されやすい
男性用着物を1枚だけで査定に出すよりも、複数枚をまとめて査定してもらうほうが、全体として高く評価されやすい傾向があります。
これは、業者側にとっても仕入れや販売の手間をまとめて処理できるため、効率が良くなり、その分を査定額に反映できるからです。
特に状態の良い着物が複数ある場合や、同じ種類の羽織や袴、和装小物が一緒にそろっている場合は、「一式」としての価値が出やすくなり、査定価格の底上げにつながります。
単品では価格がつきにくいウール着物や浴衣なども、まとめて出すことで「セット査定」的な扱いとなり、引き取り対象に含まれるケースが多くなります。
一度に売る点数が多ければ、出張査定の対象にもなりやすくなるため、処分を考えている着物が複数ある場合は、まとめて査定に出すのが得策です。
男性着物を売るなら専門業者がおすすめな理由


男性用の着物を納得のいく価格で売りたいなら、取り扱いに慣れている「着物買取の専門業者」を選ぶことが重要です。
リサイクルショップや質屋でも着物の買取を行っている場合はありますが、査定基準や販路に大きな違いがあり、結果として価格や対応に差が出ることがあります。
ここでは、編集部の体験も交えながら、専門業者とリサイクルショップの違いや、それぞれの特徴を比較しつつ、男性着物を安心して売るための業者選びのポイントを整理していきます。
専門業者は販路が豊富で相場を正しく評価してくれる
着物買取の専門業者が信頼できる理由のひとつは、業者自身が「着物の販路をしっかり持っている」点にあります。
リサイクルショップのようにジャンルを問わず幅広く商品を扱う店舗では、着物の専門知識が乏しいケースも多く、査定が簡易的になりがちです。
一方、専門業者であれば、大島紬や結城紬といった産地物、正絹かどうかの見極め、証紙や仕立ての丁寧さなど、着物ならではの査定ポイントを細かく確認してくれます。
さらに、再販ルートも豊富に持っているため、「この着物ならこの販路で売れる」という判断ができ、査定額にも反映されやすくなります。
男性着物はとくに流通量が少なく、価値の見極めが難しいジャンルです。
だからこそ、査定経験が豊富で販売ルートも多様な専門業者に依頼することで、本来の価値をしっかり引き出すことができます。
リサイクルショップや質屋では値段がつかないことも
リサイクルショップや質屋では、男性用の着物が「査定対象外」または「数百円程度」の評価になるケースが少なくありません。
理由のひとつは、こうした店舗では着物に特化した知識や査定基準が整っておらず、細かい価値判断が難しいことにあります。
特にウールやポリエステルなどの普段着着物、証紙がない正絹着物、仕立ての詳細が不明なものなどは、「判別できない=評価がつけにくい」と判断され、結果として非常に低い金額か、場合によっては無料引き取りの対象になることもあります。
着物はカテゴリ自体が特殊なため、やはり専門知識のある業者でないと正しい価値を見てもらうのは難しいのが現実です。
男性着物も扱っている実績ある業者を選ぶのが重要
ここまで見てきたように、男性着物は専門知識や販路の有無によって評価に差が出やすいジャンルです。
そのうえで意識したいのが、「着物専門業者であればどこでも同じ」というわけではない点です。
男性用着物の取り扱い実績や、出張査定時の対応範囲、状態が万全でない着物への向き合い方などは、業者ごとに特徴があります。



実際にどのような強みを持つ業者なのかを具体的に確認しておくことで、納得のいく取引につながりやすくなります。
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まとめ|男性着物でも条件がそろえばしっかり売れる
男性用の着物は女性用に比べて流通量が少なく、中古市場ではやや控えめな評価になりやすい傾向があります。
ただし、素材や仕立て、保存状態、証紙や付属品の有無など、いくつかのポイントを満たせば、十分に価格がつく可能性があります。
ここで、振り返りとして重要なポイントを整理し、売却に向けた進め方も確認しておきましょう。
- 正絹、産地物(大島紬・結城紬)、一式セットは高価買取されやすい
- 証紙やたとう紙などの付属品があると、価値が証明しやすく査定が有利になる
- ウールや化繊素材、汚れ・カビ・においのある品は査定がつかない可能性がある
- 複数点をまとめて査定に出すと、再販しやすくなり評価が上がりやすい
- 着物に詳しくないリサイクルショップより、専門業者の出張査定が安心
編集部では、証紙なしでも1万円台の査定がついた例もあれば、正絹の羽織と袴セットで2万円台後半の買取実績もあります。
反対に、同じ品でも業者によって価格差が出た体験もあり、納得のいく取引には事前準備と業者選びが欠かせません。
やわらかい布やブラシでホコリを払い、目立つ汚れがあれば無理のない範囲で整えておきます。
証紙、たとう紙、外箱、ブランドタグなどが手元にあれば一緒に用意しておきます。
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