着物の基礎知識

着物コート「道行」と「羽織」とは?畳み方から購入の注意点まで!

着物の上に着用する上着としては道行と羽織があります。見た目でも形は違いますが、着ていく場面やマナーなども異なりますので、道行や羽織を着る場合にはそういった知識も身に付けておかなければいけないでしょう。

ここでは着物コート「道行」と「羽織」について、その特徴と違いをまとめています。また実際に道行や羽織を着た場合の着方や脱ぎ方、畳み方、購入する際の注意点などを解説していますので、着物を着る方は参考にしてみてください。

着物コート「道行」と「羽織」とは

着物コートの道行と羽織はどちらも着物の上に着用するという点では同じです。ですが、以下のように着用する場面は異なりますので、どのような特徴があるのか知っておきましょう。

着物コート「道行」と「羽織」とは

道行コートとは”外出用コート”

 

道行コートは襟の形が額縁にように角ばっているのが特徴で、外出用のコートになります。羽織との違いは前をスナップボタンで留めるスタイルになっており、前が閉じているので帯を隠すことができるようになっている点です。

サイズとしては五分丈や七分丈が一般的になります。また外出用コートですから、室内に入ったら脱ぐのがマナーになっています。

羽織と同じような感覚で、室内に入っても羽織り続けていたら礼儀知らずになってしまうので注意しましょう。

道行コートは礼装用となっているので、留袖や訪問着などのフォーマルな着物を着る時に羽織るものです。ただ紬のようなカジュアル素材で作られた道行コートだと、カジュアルな場面でも着ることができます。

羽織とは”着物の上着として幅広く使用”

着物用のコートと雨具

羽織とは着物の上着として多くの人が幅広く着用しているものです。本来、羽織は男性用だったのですが、江戸時代に芸者が着用してから女性の間に一気に広まっています。

道行コートとの大きな違いは、前が開いていて羽織紐で留めて着用するという点で、その間から帯が見える点です。羽織は洋服で例えるとジャケットやカーディガンのような位置づけになるため、屋外だけでなく室内に入っても脱がなくても構いません。

また防寒目的や汚れを防ぐだけじゃなく、オシャレのために着用する人も多く、そういった意味からもフォーマルではなくカジュアルな場面に適した上着です。

ちなみに羽織というと紋付羽織がありますが、こちらは略礼装ではありますが最も格式が高くなるので、昔は子供の入学式や卒業式に母親が着ることもありました。

道行と羽織の畳み方

道行や羽織を脱いだ時には綺麗に畳んでおかないと、次回着る時にシワになってしまうこともあります。上に羽織る衣服だからといって、いい加減に畳まないようにしましょう。ここでは道行と羽織それぞれの畳み方をまとめています。

道行と羽織の畳み方

道行の畳み方

道行コートを畳む際には、まずシミやほつれがないか確認してから畳み始めましょう。一般的な道行の畳み方は以下の通りです。

  1. 肩山を左にして畳や床に平らに広げます
  2. 右の前身頃を脇線で折り、前身頃を重ねます
  3. 下前の脇と袖付き線を身頃の中央まで持っていき、袖だけ手前に折り返します
  4. 上身頃も同じように折り返します
  5. 袖が折れないように丈を裾から二つ折りにします
  6. このままだとスナップボタンの痕がついてしまうので、スナップの部分に小さな当て布をして完了です

道行コートは屋内のみで着用するので、基本的に脱ぐのはもちろん畳むのも建物に入る前です。家なら玄関のドアの前で畳むことになるので、スムーズに畳めるようにしておきましょう。

羽織の畳み方


羽織を畳む場合には、まず羽織紐は外しておきます。もし生地に付いていて外せない場合には、紐をまっすぐ伸ばして畳んでおきます。一般的な羽織の畳み方は以下の通りです。

  1. 裾を右にして畳みや床に平らに広げます
  2. この時後ろ衿は内側に折ります
  3. 左前身頃の衿を持って、手前の右前身頃の衿に合わせて重ねます
  4. 左前身頃のマチを持って、右前身頃のマチの線に重ねます
  5. 背縫いから二つ折りし、手前に重ねます
  6. 上に重なっている左側の袖を袖付けから向こう側に折り返し、身頃の上に重ねます
  7. 下になっている右袖を左袖と同じように身頃の下に折り返します
  8. 袖の付け根を右から左の折り返し、重ねて完了です。

羽織は男性用、女性用がありますが畳み方はどちらも同じです。

羽織の着方や脱ぎ方

着物の着付け

着物を着ている時にはしぐさや品も大事にしなければいけません。羽織は室内で着ていても失礼にはならない上着ではありますが、状況によっては脱いだり着たりするものです。そのため品のある羽織の着方や脱ぎ方をマスターしましょう。

羽織の着方のポイントとなるのが衿の扱い方です。衿は肩から後ろの部分を外側に半分折って着用します。着物の衿のカーブに合わせて沿わせれば綺麗に折れます。うまく折られていないと着物が衿に隠れて不格好になります。

羽織を脱ぐ場合には両方の袖を一緒に引き、両手の背中の方に持っていき肩からスルスル落とすように下に引いていきます。肘まで落としたら片方ずつ脱いでいきます。この時、後ろ向きで脱ぐようにするといいでしょう。

着物で羽織を利用する『4つのメリット』

羽織は洋服でいうところのジャケットやカーディガンになりますので、防寒対策という意味合いは当然あります。ですが、それだけでなく主に以下の4つのメリットがあります。

通販で着物を買う前に必ず知るべき『3つのポイント』

【メリット1】防寒対策に最適

振袖を着た人たち

羽織を着用する大きなメリットでもあり、目的でもあるのが防寒対策です。

カーディガン感覚で着れるもので、ちょっとした寒さをしのぐ防寒対策になります。また羽織によっては強い寒さをしのげる素材のものもありますから、季節に合わせて使い分けするといいでしょう。

しかも羽織なら室内で着用しても構わないものなので、室内もちょっと寒くなる季節だと、羽織を準備しておくとそんな時にも役に立ちます。冬に向けて羽織は1枚準備しておくといいでしょう。

【メリット2】着崩れや汚れ防止ができる

着物を着る機会はいろいろありますが、比較的人が多い所へ行くこともあるでしょう。

人やものと接触してしまうと帯などが引っかかってしまい、着崩れを起こしてしまう恐れもあります。また屋外で着用すれば泥やほこりなどで大切な着物や帯が汚れてしまうこともあるでしょう。

そんな時でも羽織を着用していれば、帯が引っかかって着崩れることを防げますし、汚れの防止にもなります。ですので、人が多い所に行く時や天候があまりよくない時には羽織を着用すると安心です。

【メリット3】失敗した帯結びを隠せる

着物の着付け

着物を普段から着る人はご自分で着付けをする人もいるでしょう。そうなるとその日によっては帯結びが失敗してしまったということもあるものです。

着物に詳しい人なら、帯結びが変なことはすぐに気づきますから、失敗した時もしくは不安がある時には見せたくないでしょう。

そんな時に羽織を着用すれば、失敗した帯結びを隠すことができます。羽織は室内で着用したままでもタブーではありませんから、ずっと羽織を着たままでもいいのです。

【メリット4】コーディネートを幅広く楽しめる

通販で購入する女性

羽織はカジュアルな場面で着用する事が多い上着で、いろいろな素材や柄のものがあります。そのため羽織でファッションを楽しめるというのも1つのメリットです。そして羽織は着物をすべて覆うようなものではないため、着物との色柄のバランスも重要です。

ですので、その日の着物の色柄に合わせて羽織を変えてみるというコーディネートを幅広く楽しめるのもメリットでしょう。着物は何着も購入するのは難しいかもしれませんが、羽織をいくつか持っておきおシャレを楽しむのもいいでしょう。

リサイクルで羽織やコートを買う際の注意点

ポイント

着物はもちろんですが羽織や着物コートも新品だと高価なものが多いです。素材や柄にこだわれば尚更高額になってしまうでしょう。そんな時にリサイクルやオークションで中古の羽織を購入するケースもあるかと思います。

リサイクルで羽織や着物コートを購入する際の注意点としては、羽織やコートの肩幅はご自分がお持ちの着物と同じが理想という点です。着物よりも羽織の肩幅が長いと羽織の袖の振りから着物の袖が出てしまうこともあります。

この時裄のサイズだけで判断してしまうと、肩幅もしくは袖幅のどちらかが長くどちらかが短くなってしまいかねません。サイズを確認する場合には必ず肩幅の長さと袖幅の長さをしっかり確認したほうがいいでしょう。

まとめ

初詣に行く着物女性

このように着物コート「道行」と「羽織」は同じように着物の上着として着るものですが、着ていく場面やマナーも異なるのでしっかりと知っておきましょう。

またそれとともに畳み方や着方・脱ぎ方にも品が表れるので、しっかりその点も身に付けておくことが大切です。

道行や羽織にもいろいろなルールがあるので面倒に思うかもしれませんが、せっかく着物を着るのですからそういった点もしっかり身に付けておけば上品かつ素敵な人物に見られるはずです。

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