身内が亡くなった後、タンスの中に古い着物が沢山あると、どう処分したら良いか途方にくれてしまうものです。
いくら亡くなった身内のお気に入りの着物で、購入した時は数万円したものでも、遺品として受け取った方としては、それがどれくらいの値打ちがあるものか分からないですし、寸法が違ったり、柄が気に入らなければ、自分が代わりに着てみようと思わないものでしょう。
古い着物を処分する方法は色々ありますが、出来るだけ時間や労力、そしてコストをかけたくないものです。
また残された着物の質や量、或いは処分する人の住んでいる地域などで、やはり最適な処分する方法は違ってきます。自分にとってどの方法が最適な処分方法になるのか、古い着物の処分方法をご一緒に見ていきましょう。
【着物の処分で損しないために!!】
着物を売る『5つの処分方法』 |
方法 |
手続き |
費用負担 |
トラブル |
高価買取 |
ゴミに出す |
△ |
△ |
△ |
× |
清掃業者・遺品整理会社に依頼 |
△ |
〇 |
△ |
△ |
ネットオークション |
× |
△ |
× |
〇 |
リサイクルショップ&古着屋 |
〇 |
〇 |
△ |
× |
着物買取専門業者 |
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〇 |
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目次
遺品整理、生前整理で出る着物を処分方法に困る人が多い
遺品整理をした経験がある人であれば、お分かりになると思いますが、身内が亡くなって遺品を片付けなくてはならないとなると、かなりの時間と労力、そしてお金がかかるものです。
ましてや相続の手続きも一緒に行わなくてはならない場合は、申告期限にリミットがあるので、毎日仕事や家事で忙しく過ごしている人の場合は、古い着物の処分なんて誰か代わりにやってくれと叫びたくなるほど面倒なものです。
古い着物を処分する方法は大きく分けて、
これら三つの方法があります。後に5つに分類しますが、大まかにわけるとこれら3つの方法が代表的です。
それぞれの方法については以下、詳細をご紹介しますが、どれもメリットとデメリットがありますから、あとでトラブルにならないように、自分が納得いく方法を選ぶ必要があります。
これは生前整理でも同じで、最近では自分が生きている間に家族に迷惑をかけないように自分の古い着物を処分しようという方もいらっしゃいますが、高齢な方を狙った悪質な業者とのトラブルも増えてきています。
「不用品があれば買い取る」と女性が訪問してきた。突然だったので、すぐには用意できないことを伝えると、1時間後に今度は男性が来た。いらない洋服等を出したが「壊れた宝飾品があれば出してほしい」と言われ、指輪等を含めて2万5千円で買い取ってもらった。その後、形見の指輪を渡したことを後悔し、また買い取り価格が安すぎると思い、買い戻したいと電話をしたところ「商品は別の業者に渡してしまった」と言われた。(60歳代 女性)
これは着物ではありませんが、同様の手口で着物を狙う業者もいます。それだけ着物は価値があるということです。高齢なお身内の方で古い着物を処分しようとしている方がいらっしゃったら、一声かけてあげる事も必要です。
多くの人が処分に苦労する古い着物ですが、一時は着ている人や周囲の人を和ませてくれたものかもしれません。捨てるだけではなく、再利用という選択肢もありますから、まずは面倒と思わず色々な方法を探してみる姿勢になりましょう。
着物を処分する『5つの方法』
古い着物を処分するには以下の5つの方法があります。
- ゴミに出す方法
- 清掃業者などに依頼する方法
- ネットオークションやフリマなどで売る方法
- リサイクルショップに持ち込む方法
- 着物買取業者に依頼する方法
どの方法が良いかは人それぞれですから、まずはきちんと詳細を確認していく事が大切です。
ゴミとして出すのが一番手っ取り早い処分方法ですが、一銭にもなりませんし、だからといって業者に頼むと買取額が予想より低かったり、トラブルに遭ったりする事も多々あります。
どんな方法を選ぶにしても詳しい条件や詳細を確認することを徹底して行ってください。
多少の時間と労力はかかりますが、後悔しないためにもまずは処分の前段階として知識を得ておきましょう。
1.ゴミに出す方法
古い着物を地域でゴミとして出す場合は、地域のゴミの出し方にしたがって出すようにしてください。
あまりに処分する着物が多い場合は数回に分けて出した方が、地域の方々に迷惑をかけないので良いでしょう。
古い着物をゴミとして出すのであれば、燃えるゴミなのか、古布として出すのか判断が分かれるかもしれません。
判断に迷ったら市町村のゴミを担当している部署、例えば環境局などに電話して、正しい分別方法を確認して出すことをおすすめします。
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ゴミに出す”メリット”
古い着物を処分する方法としてゴミに出す方法は一番手っ取り早くて手軽な方法と言えます。自治体が指定している日にゴミ袋に入れて出すだけですから、手間がかからないというメリットがあります。
特に古い着物で、しばらくの間きちんと保管されていなかったものはシミや汚れがついていたり、虫食いがあったりしますから、リサイクルショップに持っていったとしても引き取ってもらえない事もあります。
ただし、着物買取専門業者なら多少汚れていたり、傷ついていても査定額を付けてくれる可能性が高いです。
せっかく沢山の古い着物を持ってきたのに時間と労力の無駄になるのであれば、あっさりゴミとして出してしまった方が早く目の前が片付くのでお手軽だと言えます。
もし古い着物が自分のものであったら少しは躊躇してしまうかもしれませんが、遺族のもので、それほど思い入れがないのであれば、ゴミとして処分するのもありかもしれません。
捨てるにもそれなりにやるべきことがあります。それなら着物買取専門業者に買取してもらったほうが、数千円、または数万円の価値が付く可能性もあります。ゴミに出すのは正直おすすめしません。
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ゴミに出す”デメリット”
古い着物をゴミとして処分する方法は手軽で簡単にクローゼットの中が片付くというメリットがあると申し上げましたが、あまり着物がゴミに出されているのを見かけないですよね。
ゴミとして出す方法のデメリットと言えば、1円にもならないという事でしょう。
自分の着物ではなく、遺族の着物なので別にコストがかかった訳ではないのですが、やはり人情としては捨てるくらいであれば、お金にしたいという所でしょう。
前述した様にリサイクルショップに持って行っても、古い着物の場合は、汚れやシミ、虫食いが原因で引き取ってもらえない可能性があります。しかし、一部の買取専門業者であれば高価査定がつく可能性が残されているのです。
そんな可能性をみすみす捨ててしまうくらいであれば、一度プロに査定してもらってからゴミに出してみる方が賢明でしょう。
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2.清掃業者や遺品回収業者に依頼
何かを処分したいという時に真っ先に思い浮かべる業者と言えば、清掃業者かもしれません。清掃業者といっても色々種類があり、自治体から請け負って業務を行っている業者や、遺品回収業者などがあります。
古い着物を大量に処分するのであれば、遺品回収業者が適任だと言えます。遺品回収業者は古い着物以外のその他の遺品まで回収してくれるので、あっという間に家の中が片付いてしまいます。
特に亡くなった人が生前独り暮らしをしていた場合は、片付けがうまくできていないケースが多く、そのような家を自分一人で片付けるのは困難です。
費用はかかってしまいますが、仕事で何日も遺品の片付けに時間を取れないという人の場合は、遺品回収業者のような清掃業者に頼んでしまうというのも一つの方法だと言えます。
清掃業者や遺品回収業者する”メリット”
清掃業者に頼むメリットと言えば、「早い」という事でしょう。特に遺品回収業者は亡くなられた方の遺品回収や家の中のゴミ処理に慣れていますから、的確に処分してくれます。
自治体のゴミ処理基準は年々厳しくなってきていますから、処分の方法に困ってしまうものもあります。
そんな時も遺品回収業者や清掃業者に頼むときちんと処分してくれるので、処分の方法に困惑する必要がないのが魅力です。
もちろん遺品回収業者や清掃業者は古い着物も処分してくれますし、良心的なところであれば、処分する着物の査定を行ってくれて、値段がつくものが出てくれば、清掃費用からその査定額を値引きしてくれます。
査定額がつけられる着物が多ければ多いほど、処分費用が下がる可能性がありますから、とにかく早く処分したい時には利用してみると良いでしょう。
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清掃業者や遺品回収業者する”デメリット”
遺品回収業者や清掃業者に頼むデメリットと言えば、費用が高額になるということでしょう。
ゴミとして捨ててしまえば無料ですが、業者に頼むと費用がかかるのはしょうがない事ですが、それでもこのような業者を使うと人件費などがかかるので、どうしても高額になりがちです。
もし遺品が沢山あって、多くの物を処分したいのであれば、このような業者を利用するのも良い方法ですが、古い着物だけを処分するのであれば、あまりおすすめできません。
また中には悪質な業者もいて、想像していた金額よりもかなり高額な費用を請求されてトラブルになるケースも多々あります。
最近は良心的な業者が多くなってきていますから、古い着物だけでなく、その他のゴミも一緒に片付けたいと思っているのであれば、複数の業者から見積もりをきちんと取って納得いく業者を選ぶようにしましょう。
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3.ネットオークション(ヤフオク・メルカリ)やフリマなどで売る
何かを処分するのに業者ではなく、自分で行いたいという人はネットオークション(ヤフオク、メルカリ)やフリマなどを利用するという方法があります。
特にヤフオクやメルカリは市場規模が年々大きくなってきているので、予想外の高値で取引が出来る可能性が高いです。
古い着物はそのまま着るのではなく、手芸用として必要とする人もいますから、古い着物ならではの独特なデザインを気に入ってくれる人も多数存在しています。
そのような人は日々ネットでアンテナを広げていますから、自分が出品する古い着物にアクセスが伸びるように綺麗な写真を掲載して、着物に関する情報も誠実に掲載しておけば、うまく売却出来る可能性があります。
ネットの世界だけでなく、フリマで売却を試みても、同じように古い着物を探している人に出会える可能性があるので、時間がかかっても良いから、自分で売却するのを楽しみたいという人にはおすすめの方法でしょう。
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ネットオークションで売る”メリット”
ネットオークション(ヤフオク、メルカリ)やフリマなどで古い着物を処分する場合、着物の価値をわかってくれる人に出会えれば、高級な着物や人気作家の着物などが高額で引き取ってくれる可能性があるのでおすすめです。
そのような着物の価値が分かる人に出会えれば、自分でリサイクルショップや買取業者に着物を持ち込むよりも、かなり高額で売却することが出来る可能性が高いのがメリットと言えます。
ただし、現実的に言うと着物の正確な価値を目利きできる方はほとんどいません。ネットオークションはまず自分で出品価格を設定するため、そもそも出品価格自体がわからないという方も多いです。
最近では日本の和装に興味のある外国の方に購入してもらえる可能性も高いので、例えば古い着物と一緒に帯留めや和装用のバッグ、ショールなども併せて掲載しておけば、注目を集めやすくなるのでおすすめです。
ネットオークションで売却するのは慣れている人であれば、それほど苦痛には感じないでしょう。多少の時間がかかるかもしれませんが、楽しんで行える人であればおすすめです。
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ネットオークションで売る”デメリット”
ネットオークションやフリマは単に着物を処分するというわけではなく、自分で売却する楽しみがありますが、慣れていない人にとっては一つ一つの作業に時間がかかって億劫に思うかもしれません。
ネットオークションだと着物を1点1点掲載するのが面倒ですし、フリマは出店する際に色々手続きが必要ですから時間がかかります。
さらにネットオークションでは着物の価値が分からない人の場合はトラブルになる可能性もあり、実際にネットオークションでの詐欺被害やトラブルは後を絶ちません。
トラブルを回避するために、着物の状態がよくわかるような写真を掲載し、着物の情報があれば、きちんとそれも掲載するようにしておきましょう。
また、汚れやシミなどの情報は隠さずに写真と文章で細かく説明しておくようにしてください。
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4.リサイクルショップに持ち込む
古い着物に限らず、不用品の処分と言えば、リサイクルショップでしょう。最近では大型チェーン店のリサイクルショップが全国展開していますから、自宅近くに何店舗か存在するケースが多いです。
中には電話をすれば、自宅まで来てくれるリサイクルショップもありますから、古い着物の他にもタンスなどの大型家具で処分したいものがあれば、利用してみると良いでしょう。
特に遺品整理の場合は、古い着物の他に沢山の不用品が出てくるはずです。古い着物だけでしたら自治体の指定する日にゴミとして出しちゃおうかなと思ってしまいがちです。
でも、その他にも処分したいものがあるのなら、リサイクルショップを利用して家の中をスッキリ片付けてしまうという使い方が理想的です。
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リサイクルショップに持ち込む”メリット”
リサイクルショップを利用するメリットと言えば、簡単に利用でき、かつ引き取ってもらえる可能性が高いという事でしょう。
遺品整理の場合、引き受けた人にとって不要な事が多く、お金をかけずに片付けたいというのが本音でしょう。
リサイクルショップでは高額査定になるケースは少ないですが、たとえ、値がつかなかった場合でも引き取ってくれる可能性が高いので、すぐにでも家の中を片付けたいという人にはおすすめです。
ただし、数万円も価値がある着物が二束三文で買い叩かれる可能性は高いです。なぜなら、正確な目利きをできる方がリサイクルショップや古着屋にはいないからです。
特に古い着物だけでなく、食器や家具など処分に手間がかかるものがあれば、古い着物と一緒にリサイクルショップに持って行けば少額でも収入になる可能性が高いです。
大型の家具も一緒に処分したい場合は電話をすれば自宅まで引き取りにきてくれるところが多いので、古い着物以外に処分するものがあれば利用してみると良いでしょう。
リサイクルショップに持ち込む”デメリット”(高額査定が出ない)
便利でお手軽なリサイクルショップですが、古い着物を売りたいと思っている人にはデメリットになるかもしれません。
前述しましたが、多くのリサイクルショップでは着物の査定のプロが在籍していない事が多いので、高価査定が出ない可能性が高いからです。
リサイクルショップでは古い着物を単に「古い衣料」として査定する事が多いので、有名な作家の作品であっても高値がつかない可能性があります。
リサイクルショップの中には衣料品を重さで査定する所もありますから、そのような所で古い着物を処分するのは勿体無いでしょう。
また、リサイクルショップは家族連れの利用も多く、そのため土日は処分品を持ち込む人が多いので、下手をすれば2時間待ちという事もありえます。
せっかく長い時間待ったのに、たったの300円しか手に入らなかったという事もありえますから、利用する際は気をつけてください。
【編集部おすすめ】着物を処分するなら買取専門業者に依頼しよう!
今まで古い着物の処分方法について説明させて頂きましたが、当サイト編集部のおすすめは着物買取業者に依頼する方法です。
特に着物買取業者中でも、最も正確かつ高値で買取可能な着物買取専門業者の『バイセル』がおすすめです。
着物買取業者に依頼する場合は以下3つの方法があります。
- 電話1本で自宅まで来てくれる出張買取
- 宅急便の箱に古い着物を詰めて送るだけの宅配買取
- そして店舗に持ち込む持込買取
着物買取業は着物のプロが査定しますから、有名作家の着物や人気のある柄などきちんと査定をしてくれるので、納得のいく査定をしてくれる可能性が高いです。
着物を1点1点査定し、もし査定額が気に入らなければ、売却を断る事ができるので、後悔するような事が少ないのです。
着物買取業者の中にはキャンセル料や査定料が無料なところがあるので、気軽に相談してみる事をおすすめします。
特に着物の需要が高まってきている今こそ、古い着物を売るチャンスだと言われています。
保存状態が良いものや、珍しい柄のものは高額査定がつく可能性が高いので、タンスの肥やしにするくらいなら売ってしまった方が良いでしょう。
着物買取業者をどこにするかは、ネットなどで検索してみて、口コミなどの評判を元にして買取業者を決めてください。
それからそれぞれの業者に来てもらって査定をしてもらって、納得いく業者に着物を売った方が、賢い売り方だと言えるでしょう。
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メリット(出張査定、査定無料、高額買取、宅配で送り査定も可能)
着物買取業者に古い着物を売却するメリットというと、それはプロが査定してくれるという事に尽きます。
リサイクルショップや清掃業者では着物を古い衣料としてしか扱わないので、とても低い金額で売る事になってしまいますが、着物買取業者は作家や柄などの知識がある専門家が査定してくれるので、証書が無くても高額査定となる確率が高いのです。
古い着物が大量にあって店舗に持ち込めない場合は、電話1本で出張査定してくれる業者を選べば、古い着物を処分するのに持ち運びする必要がありません。
バイセルもそうですが、着物買取業者の中には宅配買取をしているところもあり、段ボール箱に古い着物を入れて送るだけで査定をしてもらえます。
査定額が気に入らなければ、無料で返品してくれる業者が多くありますから、それらを利用すればお手軽に処分する事ができます。業者によっては傷がついているもの、汚れが付着しているものでも買取をしてくれる所もあります。
また反物や帯だけのものでも値段をつけてくれる可能性が高いので、着物買取業者を選ぶ事をおすすめします。
着ない着物をそのままタンスの中で眠らせてしまっていると、シミや汚れ、虫食いの被害にあってしまうので、どんどん価値が下がってしまいます。そうなる前に、着物買取業者に相談して納得いく金額をつけてもらいましょう。
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着物買取専門業者に依頼するデメリット(悪徳業者)
着物買取業者を利用すると様々なメリットがありますが、中には悪質な業者も存在しています。古い着物を早く処分したいがために出張査定をお願いしたら、とても低い査定額を提示されたというケースがあります。
出張査定はとても便利な方法なのですが、中には悪質な業者がいて、国民生活センターに多くの苦情が寄せられているので、利用する際には注意が必要です。
但し、考えてみれば不要な着物を処分するわけですし、長い間タンスの中にしまっていた着物であれば、汚れやシミがついているでしょう。また流行外れの場合もあるので、そもそも値段がつかない着物かもしれません。
着物買取業者は確かにリサイクルショップ等に比べれば高い査定額がつく可能性はありますが、購入時の値段の10分の1くらいになる可能性はあるということを承知してから利用するようにしてください。
【番外編】処分ではなく着物を再利用(リサイクル)する方法
もしリメイクが好き、手芸が好きという人でしたら、古い着物を処分するよりは再利用した方が良いでしょう。
古い着物は柄が現代のものと違っているので、リメイクするとその柄の良さが引き立つかもしれません。
また再利用されることで古い着物や、前の持ち主の方が喜ぶかもしれませんから、時間と労力を惜しまないのであれば、古い着物を再利用してみることをおすすめします。
バッグなどの小物にしたり、テディベアを作ったり、ペット用品にしても可愛いかもしれません。アレンジ次第で古い着物の良さを引き立ててみてください。
そのままの状態で自分が着る
もし古い着物の前持ち主と自分が同じような体型であれば、処分せずに自分自身が着るという手があります。しかしながら、最近は日本文化を再興している風潮があります。
今まで着物はちょっとと躊躇してしまっていた人でもこれを機会に着物教室に通ってみて、自分で着物が着られるようになってみてはどうでしょうか。
着物を自由に着られるようになったら、ちょっとした席でも着物で参加してみることをおすすめします。着物が着られる女性というととてもハイソな雰囲気がしますし、周りから一目置かれること間違いなしです。
さらに上級者になれば、お茶会に出てみたり、或いは歌舞伎や能の席などに着物を着て鑑賞してみるのもオツでしょう。
日本人なので、古い着物を譲り受けたのをきっかけに着付けをマスターしてみると良いかもしれません。
リメイクして着用・保管・形見として保管しておく
もし古い着物が亡くなった祖母や親戚のもので、とても思い入れがあって処分したくないという場合は、リメイクしてみるのが良いでしょう。
手間がかかりますが、手芸が好きであればリメイクに没頭してみると、素敵な時間を過ごす事ができます。また古い着物にハサミを入れたくないというのであれば、そのまま形見として保管しておくのも良いでしょう。
ただし、古い着物をそのままタンスの中で保管したままでは虫食いやカビの原因になりますから注意が必要です。
もし着物の丈が自分と合っているのであれば、時々着てみると良いですし、そうでなければ、時々着物ハンガーにかけて風を通してあげてください。
保管の際には防湿剤や防虫剤、たとう紙をこまめに替えて、虫食いやカビの被害を防ぐようにしましょう。
布として手芸や洋裁に活用する
古い着物の良さは柄や色使いにありますから、処分せずにお部屋のクッションや小物、アクセサリーなどに使用してみると味わい深いものが出来上がるのでおすすめです。
またキルティングにしてみると、古い着物の柄が活きてくるので、とてもおすすめです。手芸をしていると、作品が出来上がるまでの時間こそが最高に楽しいものです。
古い着物をもらった時は正直それほど嬉しくないと思うかもしれませんが、手芸をしている楽しい時間を前持ち主からプレゼントされたということに気がつくかもしれません。そう思えると古い着物に対して愛情が持てるようになるかもしれません。
どうしても自分は手芸が苦手という人は、リメイク専門のお店に依頼してみると良いでしょう。ウェディングドレスや、ワンピースなどの洋服にしてくれたり、テディベアのような小物にしてくれたりしてくれます。
着物処分でよくある口コミQ&A
着物買取業者の公式サイトの口コミQ&Aを見てみると、古い着物を買い取ってもらいたいけれど、値段がつかなかったらどうしようというのが多いです。
確かに着物の状態によっては買い取ってもらえない事もあり得ますが、そのままタンスの中にしまっておくよりも、誰かに使ってもらった方が良いとは思いませんか。
ましてや単に処分するだけであれば一銭にもならないのに、買取をしてもらえれば臨時収入が入ってくるわけですから、電話一本かけて、買取業者に無料査定をしてもらった方が良いでしょう。
娘や親戚・知り合いに渡すと嫌がられる?
自分が着ない古い着物をプレゼントされたら、自分だったらどう思いますか。プレゼントする理由が「柄が今風ではないから」とか「汚れがあるから」というものであれば、プレゼントされた方も迷惑ですよね。
私も実は不要な古い着物をプレゼントされそうになって困った経験があります。
自分が古い着物を処分するのが面倒だから、「押し付ける」という感じでしたので、きっぱりお断りしました。
やはり自分が不要なものは相手にとっても不要である事が多いので、その場合はたとえプレゼントする相手が娘や親戚、知り合いであっても古い着物は渡さない方が良いでしょう。
逆に、古い着物がとても状態が良くて、「これならあなたが気に入ってくれると思った」という理由であるならば、その気持ちはきっと相手に伝わりますから、きっと相手は喜んでくれるでしょう。
もし丈が短くて贈る相手も着る事ができない着物でも、その人が手芸が好きで古い布を探しているという場合でも、きっと喜んでくれるはずです。プレゼントはやっぱり相手の事を想って渡すのが大切ですね。
タンスにしまったままだと劣化する?そのままで大丈夫?
着物は保管状態に気をつけないと、すぐに虫食いやシミなどが出来てしまいますから、タンスにしまっておくという判断はあまりおすすめ出来ません。
頻繁に着物を着る機会がないのであれば、月に1回くらいで着物ハンガーにかけて風通しをしてあげるようにしてください。
私も古い着物を亡くなった叔母から大量にもらってしまったので、買取業者にお願いして買い取ってもらいました。
叔母は着物が大好きな人でしたので大量に着物を持っていたのですが、小柄な人だったので、私はもらっても着る事が出来なかったんです。
柄の綺麗なものは一部残しておいて、手芸用の布として使っています。犬のリードとかクッションを作って楽しんでいます。和柄の犬用品はあまり無いので、ワンちゃん友達に褒められるので嬉しいです。
古い着物をタンスにしまっておくよりは買取してもらうか、自分で着るのがベストだと言えます。引越しやリフォームなどで家の中の物を色々処分するタイミングが来た時に、古い着物を処分していくと良いでしょう。
(※1点でもOK!電話相談も可能)
着物をタンスの肥しやゴミに捨てるなんてもったいない!
着物をゴミで出してしまうのは一番簡単ですが、もしかしたら有名な作家さんのもので、高額査定が出るかもしれないので、捨てるのは本当にもったいないです。
またタンスの中にずっとしまいこんでいるのも、着物が可愛そうと言えるでしょう。
値段がつかなかったとしても、電話するだけで自宅に来て査定してくれるので、着物の買取をお願いした方が、手間がかからないですし、良いのではないかと思います。
ゴミとして処分も良いですが、古い着物の場合は自治体によっては可燃ゴミ扱いでない場合もあります。古い布としてゴミ出しをするのに月に2回程度しか収集に来てもらえないケースもあります。
古い着物を処分するのにゴミ出しという選択肢はあまりおすすめ出来ないでしょう。手間をかけずに処分したいのであれば、着物買取業者にお願いした方が断然お得です。
着物買取業者を選ぶなら企業実績や信頼性を確認する
以上述べてきましたように、古い着物の処分の方法はゴミに出したり、リサイクルショップに出したり、自分で使ったりする以外に着物の買取業者に依頼するという方法があります。
どの方法もメリットとデメリットがあるので、自分の最適な方法を選ぶのが大切です。着物を処分する経験は人生でそう何回も無いでしょう。
思ったよりも安い金額で引き取られてしまったと後で後悔しないためにも、自分で納得する方法を選択する必要があります。
古い着物の中には素人ではわからないような掘り出し物がある場合もあり、着物買取業者であれば、そのようなお宝着物をきちんと査定してくれる可能性が高いので一番おすすめします。
しかし中には突然訪問してきて、トラブルを引き起こす悪質な業者も増加してきています。国民生活センターなどではこのような悪質な業者の手口を紹介しており、被害に遭わないように注意喚起しています。
自宅で物品を買い取ってもらう訪問購入では、購入業者は突然訪問して勧誘することはできません。このような行為を行う購入業者を家に入れないようにしましょう。
着物を処分したいなと思って買取業者を選ぶ際には口コミなどをベースにして、実績や信頼性を確認して選ぶようにしてください。
気になる業者があれば、電話で色々相談してみて、親身になって答えてくれるかどうか業者側の姿勢も確認しておく事が大切です。
万が一対応に納得いかなかった場合は着物を渡さないとか、クーリングオフをするなどの対応を取りましょう。
宅配買取サービスの着物トラブルは年間47件で『全体の6位』
古い着物を処分するために買取サービスをすぐに利用したいと思うかもしれませんが、買取サービスのトラブルは年々増加傾向にあり、国民生活センターなどでも買取サービスを利用する場合は注意をするように呼びかけています。
因みに買取サービスで一番多いのが書籍で、CDやDVDなども相談件数が多いです。
|
商品名 |
件数 |
1 |
書籍 |
185 |
2 |
書籍・印刷物 |
73 |
3 |
商品一般 |
69 |
4 |
デジタルディスクソフト |
60 |
5 |
単行本 |
55 |
6 |
着物類 |
47 |
7 |
電子ゲーム玩具 |
41 |
8 |
携帯電話 |
36 |
9 |
被服品一般 |
35 |
9 |
婦人洋服(全般) |
35 |
(参照:国民生活センター「全国消費生活情報ネットワークシステム」)
トラブルの内容としては、ウェブサイト上の査定例とかけ離れた金額で査定された上に、返品要求に応じてくれないとか、査定金額が0円だったという事で売主に何の連絡もなく勝手に商品を処分されたという悪質なものが報告されています。
買取サービスの着物トラブルは第6位で、書籍などに比べるとトラブルの件数は少ないのですが、着物は1点が高額なケースが多いので、後で泣き寝入りしないためにも業者選びは慎重にした方が良いです。
着物に限らず、買取サービスは古物許可証を取得する事が業務を行う上での最低条件とされており、もし着物買取業者を選ぶ際には、古物許可証を取得しているかどうかを警察に問い合わせてチェックした方が良いです。
ちなみに、古物商の認可は個人でも取得することが可能です。警視庁のHPに記載がありますが、営業所の所在地を管轄する警察署の防犯係が窓口になっているので、そこで必要な書類と手数料を支払えば許可がおります。(参照:
警視庁「古物商許可申請」)
もし着物買取業者に訪問買取をしてもらった後、書面の受取日を含めて8日以内であればクーリングオフが適用されます。
一番良いのは納得いかない査定額であればお断りする事ですが、何かトラブルがあれば、自治体の消費生活センターに相談してみてください。
まとめ
何かを処分するとなると、時間や労力がかかるものです。ましてや古い着物となると、普段着物に馴染みのない人であれば、どうやって処分したら良いか迷ってしまうでしょう。
古い着物の処分方法はゴミ捨て、清掃業者、ネットオークション、リサイクルショップ、リメイク、買取業者など色々な方法があり、どれもメリットとデメリットがあります。
どれが良いかは人それぞれなので、自分にとって一番最適な方法を選ぶようにしてください。当サイトとしておすすめするのは「着物買取業者を利用するという方法」です。
着物買取サービスを利用すれば、電話一本で自宅で査定をしてもらえるので労力がかかりませんし、ひょっとしたら高価査定が出るかもしれません。
着物の良し悪しは素人では判断が難しいですが、着物買取業者であれば、プロが査定をしてくれるので、きちんと査定をしてくれます。
古い着物は汚れや虫食いなどがある場合が多いですが、着物買取業者ではそのような訳ありの着物も買い取ってくれる可能性があるので、状態が悪いからと自分で決めつける必要はありません。
そのまま捨ててしまえば一銭にもなりませんが、着物買取業者なら少しでも収入になる可能性があります。
但し、中には悪質な業者も存在しており、国民生活センターなどの相談件数も増えてきていますから、業者選びは慎重にしてください。
(※1点でもOK!電話相談も可能)