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帯締めとは?帯締めの歴史&結び方・4つの種類・選び方【まとめ】

着物を着るとしても、実は細かいパーツが幾つかあります。その中でも帯締めについて詳しく見ていきましょう。そもそも帯締めとはなにか、ということがわからない人もいるはずです。

着物を着る機会が減っているので当然でしょう。ここでは帯締めについての基本的な事柄から、結び方や種類などについて情報をまとめていきます。

ただ帯締めといっても難しいものではありません。特に近年では着物へのアクセント的に使われるものなので、その点も含めて解説しましょう。

目次

帯締めとは?歴史について

帯締め

ではそもそも帯締めとは、どんなものなのでしょうか。着物を締めるために帯が使われるのは多くの人がご存知のはずです。この帯を緩まないように締める紐があるのですが、これを帯締めと呼んでいます。

もともと帯締めは貴族や武士が使っていました。丸ぐけと言って円柱状に巻いた布に綿を詰めたものが使われていたそうです。それが江戸時代に入って帯を支える目的で使われるようになりました。

帯締めは着物全体を俯瞰で見た時に、身体の中央部分にくるものです。そのため帯締めの色であったり、飾りなどで全体の雰囲気が違ってきます。

ですので現代ではコーディネートとしての役割の方が大きいと考えてください。

  • バックルやリボン
  • 革の素材
  • レースがあしらわれたもの

などのような種類があり、様々なカラーが使われます。

ちなみにこの帯締めを使うのは女性のみです。男性の帯には使いませんので、その点だけ注意しておくといいでしょう。

帯締めの結び方

着物の着付け

次に帯締めの結び方についても確認していきましょう。帯締めの結び方ですが、大きく分けて2つあります。

  • 浴衣に合う結び方
  • 着物用の結び方

では最初に浴衣にあう結び方から確認します。手順は以下の通りです。

  1. 紐の中心を持って後ろから前に、左右の長さが同じになるようにして回す
  2. 身体の中心から少し右寄りに本結びをする
  3. 余った3分の1程度の紐を輪にして、結び目の下から上へとくぐらせる
  4. 反対側も同じように輪にして、結び目の下から上へとくぐらせる
  5. 位置とサイズを整える

という形で結んでください。次に着物用の結び方を見ていきます。

  1. 紐を後ろに回す
  2. 前で一度結んだ後で上向きの紐を返して輪っかを作る
  3. 輪っかを押さえたままで反対側を持って、2の輪っかに上から通す
  4. さらにもう片方を下から持って2の輪っかに上から通す

以上となります。

帯締めの大まかな種類は『3種類』

次に帯締めの種類についても確認していきましょう。先程丸ぐけと呼ばれた時代があるとお伝えしましたが、実はなくなってしまったわけではありません。帯締めの種類の1つとして現代でも利用されています。

帯締めの大まかな種類は『3種類』

【種類1】平組の帯締め

着物無地

現代で帯締めとして使われるもので、最もポピュラーなのが平組になります。平たく編んだ帯締めのことで、きしめんのような形をしているものです。特徴としては以下のようなものがあります。

  • デザインが豊富
  • 締りが良いので使いやすい
  • 厚みがあるから他のものよりも安定感がある

ちなみに帯締めにも着物と同様に格式があります。

平組は最も格式が高いものとなり、特に幅が広めに作られているものは振り袖や留め袖などに使います。幅が狭いものだと夏用の着物やおしゃれ着などでも利用可能です。

帯締めで何を選んだらいいのかわからないという場合は、平組を選んでおけば間違いありません。格式も高いですし、前述したような特徴があるので、初心者でも扱いやすいからです。

【種類2】丸組の帯締め

着物

2種類目になるのが丸打ちです。平組が平べったいきしめん状の物なら、丸組はその名の通りに丸い紐になります。イメージとしては糸を編んで太くしたものだと考えてください。

  • シンプルなものと派手なものとデザインが分かれる
  • 自然と結び目が整うので初心者でも扱いやすい

以上のような特徴を持っています。あまり本来の用途ではなく、コーディネートの肝として使われることが多いタイプです。特に丸組の帯締めは飾りが多い華やかなデザインのものがあります。

このタイプは格式も高く、成人式で振り袖を着る時に使われることが多いでしょう。ですので多くの女性にとって、帯締めは丸組のイメージがあるかもしれません。他には未婚女性の礼装にも帯締めとして使われることが多いです。

【種類3】丸ぐけ帯締め

小紋の着物

最後に丸ぐけを紹介しておきます。帯締めの歴史が始まった時に使われていたもので、筒状の布の中に綿を入れた紐のことです。現代では礼装として使われることはありません。

  • 普段着用に使われる
  • 軽いよそ行き用に使われる

といった点が特徴になります。昔は礼装などにも使われていたのですが、現代では普段着に使われます。おしゃれ着やアンティークな着物に敢えて、丸ぐけを使う人もいるそうです。完全にコーディネートを楽しむために使われているのが特徴でしょう。

逆に言えば丸ぐけを上手に使いこなしていると、あの人は着物の上級者だと見られると考えて良いです。ちなみに子供用の着物には、丸ぐけが使われています。着物の初心者の人が敢えて選ぶ必要がない帯締めだと言えるでしょう。

帯締めの選び方

着物を着た女性

最後に帯締めの選び方についても確認しておきましょう。

  • 着物に合わせてみる
  • 格式で合わせる
  • コーディネート

この3つの点から見ていきましょう。帯締めの選び方としては、着物に合わせるのが一般的になっています。夏の着物だと涼やかに見えるレース素材や、パステルカラーのものを選んでください。礼装なら白地に金糸や銀糸が基本です。

また着物の格式によって帯締めを選ぶ必要もあります。基本的に未婚女性の場合であれば、丸組で派手な飾りのものを選んでおけば間違いありません。

既婚者ですと平組を選ぶようにしてください。普段着なら丸ぐけやシンプルな丸組などを選べばいいでしょう。

ちなみにコーディネートをする時のコツですが、帯に入っている色と合わせるのが基本です。また着物のメインとなっている色や、帯揚げの色と合わせるのも簡単なコーディネートです。

まとめ

帯締め

帯締めについての情報をまとめてみました。帯締めとは帯を支えるために使われている紐のことです。

昔は公家や武士が使っていたものですが、江戸時代に入って庶民にも広がりを見せました。現代では帯を支えるという本来の役割よりも、どちらかと言えばコーディネートの1つとして利用されています。

最もよく用いられているのが平組で、未婚の女性が使うものが丸組だと考えてください。上級者が扱うのが丸ぐけです。

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