【川島甚兵衛】買取価格はいくら?査定相場より高く売るコツ&業者選び
作家物の着物は総じて買取で高額になる傾向があります。ただ着物作家といっても様々な人がいるのですが、ここでは川島甚兵衛について見ていきましょう。
川島甚兵衛という人物は、代々受け継がれている名前です。その中でも特に有名なのが二代目の川島甚兵衛でしょう。
ここでは着物作家でもある二代目川島甚兵衛について見ていきます。また川島甚兵衛の着物の買取額などについても詳しく調べてみました。
二代目・川島甚兵衛はどんな作家?
では川島甚兵衛とはどんな人なのかから確認します。先述したように川島甚兵衛という名前は、代々受け継がれているものです。1843年に初代が呉服悉皆業を開き、縮緬の改良を手掛けていました。
父の開いた店舗を受け継ぎつつ、二代目川島甚兵衛は織物の勉強をするためにフランスへ渡ります。フランスの伝統的な織物であるゴブラン織の研究をし、それを自らが培ってきた日本の織物と融合させたのです。
- 綴綿
- 唐綿
といった今までにない織物を開発したこともあり、国内だけではなく世界的にも評価されている作家です。
国内では昭和天皇の居宅の装飾にも使われるほどで、非常に高い評価を受けています。
特にその芸術性の高さは折り紙付きで、美術館などで作品が展示されているほどです。世界各国の王族からも愛されていて、イギリスの王室に贈られた綴織壁掛けなども有名でしょう。
- 富士巻狩
- 若冲動植物彩画図
他にも以上のような代表作があります。
川島甚兵衛の着物の買取査定はどれくらいか?買取価格平均相場と買取実績
次に川島甚兵衛の着物の買取額は、どの程度になるのでしょうか。近年の買取実績などから確認してみます。
- 一般的な帯の買取で2万円程度
- 着物では5万円以上
などのように作家物の中でも、特に高額の査定が出やすいタイプだと言えるでしょう。ただし着物買取では状態などで、大きく査定額が違ってきます。そのため状態の良い着物なら相場以上になるでしょう。
逆に状態が悪いものだと、川島甚兵衛の作品でも高値はつきません。最悪の場合は買取拒否になることもあります。そのため着物の状態は非常に重要なポイントになってくるのです。
また川島甚兵衛の作品の場合、原則として知識がないと正しい買取額になりません。その点にも注意しておきましょう。
宮古上布の着物が買取可能な店舗(リサイクル・オークション・買取専門業者)
【売却方法①】リサイクルショップ・古着屋に持込買取
着物の売り方を知らない人が選択しがちなのは、リサイクルショップや古着屋に持ち込みすることです。
ただほとんどの店舗で着物を正しく査定することができません。そのため高額査定にはなりにくいでしょう。
【売却方法②】ネットオークション(ヤフオク・メルカリ)
ヤフオクやメルカリといったネットオークションも、若い世代を中心に着物買取で利用されています。
思っていたような買取額にならないこともありますし、そもそも入札がつかないようなケースもあるので注意しましょう。
【売却方法③】おすすめは着物買取専門業者(ネットで依頼可能)
着物を売るのに最もおすすめなのは、着物買取の専門店を利用することです。
専門店であれば、スタッフもしっかりと知識とスキルを持っているので安心して取引できるでしょう。
- 適正価格での買取ができる
- ネットから買取の依頼ができる
- 宅配や出張買取などが選べる
といったメリットもあります。着物の買取には宅配買取よりも出張買取の方が良いです。なぜなら査定額に折り合いがつかなくてキャンセルしても、費用の負担がないからです。
川島甚兵衛を高く売るなら口コミ評判の買取専門業者『バイセル』がおすすめ
川島甚兵衛を実際に売却した方の口コミ評判&体験談
川島甚兵衛の着物を売却した人の口コミも見ておきましょう。
以上が川島甚兵衛の着物を売却した人の口コミになります。
川島甚兵衛を売る前に知るべき高価買取のコツと注意点
着物を売るのなら少しでも高額になった方がいいでしょう。そのためには注意しておくポイントがあります。このポイントを知ることで、より高額での買取に近づくことができるはずです。
【ポイント①】川島甚兵衛の着物を状態良くキープする保管方法をする
川島甚兵衛の着物を売るのに、注意しておきたいのが状態です。前段でも着物の状態について触れましたが、もう少し詳しく確認していきます。
着物の状態が悪いというのは、以下のようなケースです。
- シミやカビがある
- キズがついている
- 虫食いがある
これらのものがあると着物の価値が下がってしまいます。その数が増えるほど価値が下がり、最終的には買取してもらえなくなるのです。つまり着物が良い状態をキープしなくてはいけません。
- 定期的に着物を陰干しする
- 陰干しした着物はたとう紙で包む
- タンスにしまう時は除湿剤や防虫剤をセットで入れる
上記のことを行うと、着物の状態をキープできるでしょう。
【ポイント②】川島甚兵衛の証紙があれば必ず一緒に出す
もう1つ大きなポイントになるのが証紙です。作家物や伝統工芸品の場合、その品物が本物であることを証明するために証紙が付属します。
この証紙がないと本物とは認められないため、買取額が大きく下がってしまうのです。
- 川島甚兵衛の作品は西陣織工業組合発行の証紙が付属する
- 西陣織工業組合発行の証紙は番号が記載されている
西陣織工業組合が発行する証紙は番号で、生産者や帯の種類などが書かれています。そのため番号が記載されていないものは偽物だと考えて良いです。証紙がないと最悪は買取してもらえません。
そのため川島甚兵衛の作品などは、査定を受ける時に証紙を一緒に出すようにしてください。
まとめ
川島甚兵衛の作品や買取額などについて調べてみました。川島甚兵衛は代々引き継いでいる名前です。川島織物という高級呉服店を初代が作り、その後を4代に渡って引き継いでいるのが特徴になります。
その二代目にあたる川島甚兵衛が有名な着物作家です。日本伝統の着物にこだわるのではなく、フランスの伝統的な織物の技術と融合させたのが魅力になります。
国内だけではなく海外でも有名な作家で、着物だと5万円以上が相場です。