普段はそんなにカッコ良いと意識したことがなかった男性でも、着物や浴衣を着ると、なんとなくカッコよく見えてしまうということはあるものです。体型や雰囲気によっては、着物や浴衣姿がとてもカッコ良く見える男性はいます。
着物・浴衣姿がカッコよく見える男性の特徴を上げると、茶髪で今風の細身男子というよりは、黒髪でガッシリした男性の方が似合うことは多いですね。
ここでは、どんな男性が着物・浴衣が似合うのか、その特徴をまとめてみました。着物を着る機会があれば是非これを参考に、いつもとは違う目で男性を見て普段は気づかなかった魅力を感じてみてください。
目次
着物・浴衣姿が似合う男性の8つの特徴
着物・浴衣が似合う男性にはいくつかの特徴があります。もちろん、着慣れている人なら、自分を素敵に見せるコツを知っているので、どんな人でも着こなすことはできます。
また、初めてで着こなすコツなどを全く知らなくても、特徴によっては着慣れているように見せることができる男性もいます。
ここでは着物・浴衣姿が似合う男性の特徴を8つ紹介します。その中には、自分で変えられるものもあれば、変えられないものもあります。
特徴を頭の中でシミュレーションしてみて、こんな感じの男子なら似合うのだな、という点をインプットしておくと、和服デートを考える時に役立つかもしれません。
黒髪・短髪で清潔感がある
今どきのイケメンは、茶髪だったり長髪だったりすることは多いですし、そういう髪型をしているからこそ似合うファッションもあります。
しかし、着物・浴衣となると話は別です。茶髪よりも黒髪、そして長髪よりもスッキリさわやかな短髪の方が、着物・浴衣を着た時には圧倒的に似合いますし、カッコよく見えます。
着物を着た時に、きりっとした印象をあたえることができるかどうかがポイントです。
背が高くて太り過ぎていない体型
「身長なんて変えられないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、着物・浴衣が似合うのは、背が低い人よりは高い人、痩せすぎていたり太りすぎている人よりも中肉の男性です。
一般的には、背が高い人は何を着てもスッキリかっこよく決まることが多いのですが、シンプルなラインの着物や浴衣だと、背が高いことで縦のラインが強調されるので、より格好良くキマります。
身長は変えられなくても、太りすぎとか痩せすぎを変えることはできるので、男性の皆さんは中肉を目指してみてください。
痩せすぎていない
痩せすぎていると、残念ながら着物・浴衣は似合いません。洋服とかスーツなどは、痩せていることでオシャレに見せることができるのですが、着物・浴衣の場合には、残念ながら痩せすぎていると貧相にしか見えません。
着物・浴衣はラインがシンプルで、体格が出やすいので、体にはある程度のお肉がついていたほうが似合うのです。
ただし、痩せを解消しようとして食べすぎてしまうと、お腹の辺りだけに脂肪がつくことになるので注意しましょう。
肩幅がなさ過ぎず・あり過ぎず
着物・浴衣は、肩幅がゴツイ人よりも、なで肩で肩のラインがストンと落ちている方がステキに見えます。
スポーツをしているアスリートや、肩幅に自信がある人等は、そうした肩のラインを強調するのなら着物・浴衣よりもTシャツの方がおすすめです。
また、肩のあたりがゴツイ人は、着物・浴衣を選ぶときには目立ちすぎないようにシックな色の着物を選ぶのがポイントです。肩幅がなさすぎるのもNGなのですが、肩幅はあるよりもない方が着物・浴衣という点では良いでしょう。
涼しげな切れ長の目をしている
着物・浴衣は和服ですから、やはり洋風な顔立ちよりも和風な顔立ちの人の方が、似あうというものです。例えば、外国人が着物・浴衣を着ても、なんとなくピンとこなかったり、似合わないということはありますよね。
それは顔立ちがオリエンタルではないからなのです。日本人男子でも、パッチリした目をしている人よりは、切れ長で涼しげな目元の人の方が、着物・浴衣はかっこよく着こなすことができるでしょう。
肌は適度な黒さがいい
着物・浴衣が似合う男性の特徴の一つに、肌の黒さがあります。白いと絶対にNGというわけではありませんが、健康的に日に焼けている男性の方が、特に浴衣は似合いますね。
ただし、日焼けしていればなんでも良いというわけではなく、皮がむけて汚くみえていたり、日焼けサロンに通い詰めているようなレベルの黒すぎる日焼けはNGです。あくまでも自然体がベストですね。
顔が小さい
自分では変えることができない体の特徴の一つに、顔の大きさがあります。顔が大きくてもイケメンならモテますし、服を格好良く着こなすことができますが、着物・浴衣が似合うという点で言えば、顔は小さい方が良いですね。
顔が小さいことによって、着ている着物が洗練されてワンランク上の着こなしをしているように見えるというメリットもあるようです。
顔の大きさを変えることはできませんが、髪型などを変えてスッキリ短髪にするだけでも見た目の印象や雰囲気が変わるので、着物・浴衣が似合いやすくなりますよ。
爽やかなあごひげを生やしている
男性のヒゲについては好き嫌いがありますが、あごひげは意外と着物・浴衣と相性が良いポイントとなります。ただし顎に生えている髭なら何でもOKかと言えば、決してそういうわけではなく、計算されたあごひげに限定されますね。
あまりワイルドさを前面に押し出さずに、すっきりとさわやかな雰囲気に仕上がるようなあごひげが、着物・浴衣にマッチするようです。伸びすぎてボリューム感のあるヒゲはNGなので注意してくださいね。
当日にできる着物・浴衣姿をカッコよく見せるコツ
着物・浴衣を普段から気慣れている人なら、どこをどんな風にしたらカッコよく見えるのかを心得ているでしょう。
しかし、普段着物・浴衣を着ない人にとっては、何をどうすればカッコよくキマるのか、そのポイントが分からないので、着こなすことは簡単そうで意外と難しいものです。
ポイントを押さえておけば、着物・浴衣を着た当日にサッと工夫してカッコよく見せることは可能です。
髪を黒髪にするなど、事前に準備しておかなければいけないことではなく、姿勢をよくするなど簡単にできることばかりなので、ここではどんなポイントに気を付けたら良いのかをご紹介しましょう。
姿勢をよくして歩く
着物・浴衣をカッコよく見せるためには、まずは姿勢に気を付けてみましょう。背筋はピンと伸ばして歩いたり、猫背ではなく胸を張って歩くように心がけるだけでも、見た目の印象がガラリと変わります。
普段からあまり姿勢を気にしない人だと、無意識のうちに猫背になっているかもしれません。できるだけ意識して、背筋を伸ばして歩きたいですね。
自分の背筋が伸びているのかどうか、鏡でチェックしなければ分からないという人がいるかもしれません。その場合には、胸を張ることを意識しましょう。
背中が丸まっていると胸を張ることはできませんから、胸を張ろうと意識するだけでも姿勢が良くなります。歩く時も座っている時にも、そして立っている時にも胸をピンと張ってみてください。
アクセサリーなどは控える
普段アクセサリーが好きな男性にとっては、着る服が着物・浴衣になっても普段から愛用しているアクセサリーも合わせたいと思うかもしれません。
しかし、着物・浴衣とアクセサリーは似合わないことが大半なので、少しでもカッコよく見せたい場合には、普段使っているアクセサリーはすべて自宅に置いておきましょう。
アクセサリーがどうして似合わないかというと、アクセサリーは洋服と合わせることを前提とした素材感やデザインになっているため、和服とは相性がイマイチなのです。
どうしてもアクセサリーを付けたいという場合には、和服用のものを合わせればそれなりにカッコよく決まります。
合わないアクセサリーをつけるよりは、ノーアクセの方が着物・浴衣をカッコよく見せることができるので、あえてアクセサリーにこだわる必要はありません。
着物・浴衣姿に似合う男性になるなら絶対覚えておいてほしいこと
着物・浴衣をカッコよく着こなせるメンズになりたいなら、すべての面において清潔感があるかどうかという点で判断すると良いでしょう。
例えば着物・浴衣を選ぶ際にも、派手な柄を選ぶのではなく、地味な方が人を選ばずに誰にでも似合いやすいものです。髪型も、茶髪よりは黒髪、そしてスッキリ短髪の方がさわやかですし、着物を着た時にカッコよく見えます。
清潔感にはいろいろなジャンルがあります。例えば髪の色や髪型のように自分で変えることができるものもあれば、その人が出しているオーラや雰囲気などもあります。
特別何かを意識しなければ着物・浴衣が似合う自分になれないというわけではないので、普段から清潔感があり洗練された男性になることを目指すことが、着物・浴衣を着た時にすんなりとカッコよく着こなすポイントと言えます。
着物・浴衣姿が似合う男性芸能人ランキング
自分自身が着物・浴衣をカッコよく着こなしたい時には、テレビや映画によく登場する芸能人を見てイメージする方法がおすすめです。
普段、ドラマや映画を見る時には、あまり特定の芸能人がこんな風に着物を着こなしているな、なんて細かい点は気にしないことが多いのですが、見方を変えるだけで映画やドラマの奥行きがぐっと深くなりそうですね。
ここでは、着物・浴衣が似合う男性芸能人をランキング形式でご紹介します。
「イケメン過ぎて参考にならない!」なんて言わずに、着物の選びかたや着こなし方、姿勢や雰囲気などをじっくり学習してみてはいかがでしょうか。参考になるポイントがたくさんありますよ。
5位:「大沢たかお」
着物・浴衣が似合う男性芸能人ランキングで5位に輝いたのは、大沢たかおさんです。切れ長の目にあっさりとしたしょうゆ顔は、もう着物を着る前から似合うことが分かり切っているような、そんな安心感を与えてくれますね。
実際に大沢たかおさんは、ドラマや映画でも時代劇への出演が多く、着物を着る機会が多いようです。そうした点もまた、着物の着こなし方が上手な理由なのかもしれません。
大沢たかおさんが選ばれた理由は、顔立ちや清潔感など、大沢さんから漂う「和服が似合うオーラ」ではないでしょうか。
髪は黒髪で短髪ですし、姿勢も良いですよね。それでいて肩周りもゴツゴツしすぎず小さすぎず、まさに着物が似合う体型をしています。この点はかなり参考にできますね。
シンプルに着物を着たいけれど、自然体を保ちながら格好よく着こなしたいという人は、ぜひ大沢たかおさんをお手本にしてみてください。きっと大満足の着こなし術を見つけられるはずです。
4位:「玉木宏」
若い時には今どきのイケメン男子、年齢を重ねるにつれてどんどんイケメン度に拍車をかけ続けている男性芸能人と言えば、玉木宏さんではないでしょうか。
玉木さんと言えば、和服を着ているイメージはあまりありませんし、髪も黒髪より茶髪の方が似合う印象がありますが、和服を着てもカッコよく着こなす点は、さすがだなと感服してしまいます。
玉木宏さんが着物・浴衣が似合う男性芸能人に選ばれた理由は、姿勢の良さや雰囲気が男性・女性を問わず共感を得たからと考えることができますね。
顔立ちは、切れ長の和顔というわけではないものの、和服が似合いそうな穏やかで清潔感のある顔立ちです。
そうした点もまた、玉木さんが和服を着ると女性だけでなく同性である男性でもドキッとしてしまう理由の一つなのかもしれませんね。
着物・浴衣を着た時にワンランク上の自分を演出したい時には、ぜひ玉木宏さんをお手本にしてみてはいかがでしょうか。
3位:「堺雅人」
堺雅人さんといえば、代表的な役柄はなんといっても半沢直樹かもしれません。
カメレオンのようにどんな役柄にもなり切ってしまう堺さんですが、NHKの大河ドラマでも着物を着ていましたし、時代劇に出演する機会も多いため、着物を着ている姿がとても自然な俳優さんの一人ではないでしょうか。
堺雅人さんがどんな着物でもカッコよく着物を着こなす理由はたくさんあります。
- 姿勢がとても良い
- 切れ長で和風な顔立ちをしているため、着物との相性がとても良い
- 堺さん自身が持っているオーラが清潔感溢れている
という点などがあげられます。
着物や浴衣は、身長が高い男性ほどよく似合うと言われていますが、堺雅人さん自身はそれほど高身長というわけではありません。
むしろ、私達一般人が親近感を覚えるような身長や体型ですよね。だからこそ、私たちが着物や浴衣をカッコよく着こなしたい時のお手本にできるのではないでしょうか。
2位:「向井理」
着物や浴衣だけでなく、何を着てもカッコよく決まる向井理さんは、着物・浴衣が似合う男性芸能人ランキングでは堂々の2位にランキングする男性です。
多くのメンズたちから「かっこよすぎて全く参考にならない」という声が聞こえてきそうですが、長身で中肉の向井さんは時代劇などで着物を着る機会も多く、お茶の間にかっこいい姿をよく披露してくれる芸能人の一人でもあります。
若い男性芸能人だと、茶髪で長髪の人が多いのですが、そんな中で向井理さんはいつでも黒髪で、しかもスッキリと清潔感溢れる短髪でいるのが特徴的です。
顔立ちも切れ長な目で、和風な顔立ちというわけではありませんが、存在感を主張しすぎない雰囲気を持つ顔立ちなので、どんな服を着てもスッキリとカッコよく着こなしてしまうのかもしれませんね。
大人な男子を目指したい人なら、向井理さんをお手本にしてみるのはいかがでしょうか。
1位:「佐々木蔵之介」
着物・浴衣が似合う男性芸能人のランキング1位と言えば、やはり佐々木蔵之介さんではないでしょうか。
和風な顔立ちは、実際に着物を着ていなくても「着たら絶対に似合うはず!」と妄想し易いですし、身長が高くて痩せすぎず太りすぎずの体型もまた、どんな着物でも着こなしてくれそうな雰囲気やオーラが漂っています。
佐々木蔵之介さんは時代劇への出演も多く、普段から着物を着る機会が多いようです。そうした点もまた、もしかしたら着物が良く似合うメンズ度に拍車をかけているのかもしれませんね。
以前、佐々木さんが着物を着て女性向け化粧品のCMに出演したことがありましたが、まったく違和感なくカッコよく着こなしていました。
派手過ぎることなく安定感のあるカッコよさを求めたいなら、ぜひ佐々木蔵之介さんをお手本にする事をおすすめします。
まとめ
昔の日本人なら、着物や浴衣を毎日の衣類として着ていましたが、近年ではイベントの時にしか着る機会がないため、たまに着る機会があってもどんなふうに着こなせばよいのか分からないという男性はたくさんいます。
着物を着る際には、普段の自分のファションスタイルやライフスタイルなどは置いておき、清潔感を前面に押し出し、和服が似合う自分自身を演出することが必要です。
例えば、髪は茶髪や長髪よりも、黒髪ですっきりとしたさわやかな短髪の方が着物・浴衣には似合います。
また、アクセサリーなどもジャラジャラつけているのは着物・浴衣は似合わないので、基本的にはノーアクセサリーですが、どうしても付けたいのなら和服に合った素材やデザインのものを選ぶようにしたほうが良いですね。
着物・浴衣が似合うためには、髪型や顔立ちだけではなく、身長や顔の大きさ、姿勢の良さなども影響します。身長や顔の大きさは自分で変えることはできなくても、姿勢の良さなら努力次第で猫背を改善することはできそうですよね。
姿勢に自信がない人は、ぜひ胸をピンと張ることを意識したほうが、着物・浴衣を着た時にカッコよく見えます。着物が良く似合う男性芸能人をお手本にしながら、細かいポイントをチェックするのもおすすめです。