女性はもちろんのこと、男性の着物姿も独特の色っぽさがあり素敵なものです。女性と比べると男性の着物姿はシンプルな印象がありますが、それでもやはり着付けは難しいんでしょう?と思っている人はいるでしょう。
しかし決してそういうことは無く、男性の着付けというのはその見た目同様やはりシンプルで、覚えやすいものです。
基本さえ覚えてしまえば女性が着付けてあげるのはもちろん、男性自身でぱぱっと着られるようになりますから、ぜひチャレンジしてみてください。
着付けに必要なアイテムもシンプルで、日常でもささっと着こなしやすいのが男性の着物の魅力なので、ぜひ着付けをマスターしていきましょう。
目次
男性着物の着付けに必要なものを用意する!主に必要なものは9点
男性の着物の着付けに必要になるのは、以下の9点です。
- 着物と羽織
- 帯
- 肌着
- 長襦袢
- 足袋
- 履物や下駄
- 羽織紐
- 男〆
- 腰紐
それぞれは必ずしも必要では無かったり、代用することも可能なため、装いに応じてさらに数を減らすこともできます。数が多くありませんし、女性と比べて帯がコンパクトであることから、一式フル装備で揃えておいたとしてもそれほど場所をとりません。
男性の着物は無地がスタンダードなので、数着持っていれば女性のようにカラフルなものを揃える必要がありません。ちょっとしたお出かけのおしゃれにとても粋な装いが決まりますから、ぜひ挑戦していきましょう。
1.着物・羽織
着物本体とその上に着る上着です。羽織は必ずしも必要となるわけではありませんが、基本的に着物とセットで利用されます。着物は長着とも呼ばれ、最低限この長着と帯があれば、男性の着流し姿は成立します。
男性の場合女性よりも身長に個人差があるので、着物選びを行う際はきちんと身長に合ったサイズを選ぶことが大切になります。仕立て上がりの着物を選ぶ際には、適応身長もしくは身長から30cm引いた着丈を目安にサイズを選んでいきます。
2.帯
男性の帯には角帯と兵児帯があります。スタンダードなのは角帯で、こちらには着物を着た時に前がはだけないよう締め止めるという役割の他、和装のおしゃれの大きなポイントにもなります。
折り目正しい装い用の帯なので、色柄などのバリエーションも豊富です。
兵児帯はくつろぎ用の簡易帯で、軽いつけ心地が特徴です。柔らかな締め心地のためファンも多いですが外出用としては不向きなので、着物一式を揃える際は必ず角帯とセットで準備しておく必要があります。
3.肌着
直接肌に身につけるもので、男性の場合はVネックの肌着やトランクスでも代用可能です。しかし和装専用のものがあり、こちらを選択した方がより和装ならではの着心地を満喫できるので、揃えておいた方がおすすめです。
専用か代用かで着物の着心地はだいぶ変わってきます。
上半身は肌襦袢、下半身はステテコ、純和装にこだわるならふんどしを着用します。肌襦袢には着付けを補正する役割もあり、着崩れを防ぐ効果が得られます。
4.長襦袢
長襦袢は着物の下に着る和装用の下着です。肌着とはまた別で、肌着と着物の間に着用します。丈が着物と同じく足首近くまであり、この他に腰元までの半襦袢といったものもあります。
無地の他に様々な色柄のものがあり、隠れたおしゃれを楽しむことができるアイテムです。襟元や裾からチラリと覗く程度しか見えませんが、長襦袢の柄によって着こなしの印象はガラリと変わるので、スタンダードな無地と共に柄物を揃えておくのもおすすめです。
5.足袋
着流し姿に必須ということはありませんが、素足で過ごすわけでは無い場合には足袋を着用するのが基本です。足袋は洋装でいう靴下のようなものですが、指の股がわかれていること、履物を履いた時に足袋全体が露出する点が大きく異なります。
白地の他に紺などバリエーションがあり、色柄も豊富です。近年はチェックなどのよりカラフルでモダンなものも多く、装いに合わせて色々なものを楽しむことができます。一般的に、サイズは靴のサイズよりも半サイズ小さいものを選ぶことが多いです。
6.履物・下駄
雪駄、下駄、草履の3種類があります。気軽に履くなら下駄、広い用途に使用するなら草履が適しています。畳表の雪駄は礼装用以外でも活躍しますが、草履の方が履いていて歩きやすいので、初心者にはこちらがおすすめです。
靴と違い慣れていないと足を痛めやすいため、鼻緒で履きやすいよう調整する必要があります。鼻緒は太めだと歩きやすく、足の甲も痛めにくいので、こういったことを参考により快適に利用できるものを選ぶようにしてください。
7.羽織紐
羽織紐は、羽織の前がはだけないよう留めておくための紐です。数少ない男性の着物のおしゃれを演出する要素となるもので、実用品とアクセサリーを兼ねます。
用途や形状の違いで様々なものがあり、シンプルな和のデザインから海外ブランドとコラボしたハイセンスなものまでバリエーションは豊富です。
装いの正面にくるものなのでとても目立ちますから、全体のコーディネートと合わせてバランスを考えることも大切です。
8.男〆
長襦袢や着物を着る際に、前がはだけないよう留めるために使用する紐です。用途は腰紐と同じですが、男〆の方が幅の広い細帯状なので、腰回りをしっかり固めたいという場合にはこちらの方が適しています。
初心者のうちは上手く着付けができなかったり、着ているうちに形が崩れてしまうといったことも多いので、こういったことに悩む場合には内側でしっかり固定するために活躍してくれる男〆は非常に役に立ちます。
9.腰紐
男〆同様、長襦袢や着物を着る際に前がはだけてしまわないよう、留めておくために使用する紐です。男〆よりもやや幅が細いため、上手に留めるためには扱いにコツがいります。
通常は長襦袢の上から1本、着物の上から1本の最低2本を使用しますが、着付けに慣れてくると腰紐を必要とせず、角帯だけで着物を着られるようになります。
しかし最初のうちは当然帯だけで着付けをするのは難しいので、腰紐も欠かせないアイテムです。
男性の着物の着付け全手順
着物の着付けについては、何が必要なのかということはもちろんですが、何から着ていったらいいのかわからないということも当然出てくるでしょう。
一番下に着用する肌着から身につけていくのだろうということはある程度想像できますが、足袋はいつ履くのか?シワや形はどの段階で整えていくのか?など手順について色々な疑問がわいてきます。
着付けは何をどこで身につけるかで着崩れなどにも影響が出てくるため、1つ1つをきちんと順番で身につけていくことも大切です。
正しい手順を追っていくことでより美しい着こなしができるようになりますから、ビシっと決まる着付けを身につけていってください。上記の動画はとてもわかりやすいので、見ながら着てみるとよりわかりやすいと思いますよ。
足袋を履いてから肌着を身に付ける
着物の着付けでは、まず足袋から身につけていきます。
足袋は最後で良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、着付けを終えてから足袋を履こうとすると、屈んで足を開かなければならないため、せっかくの着付けを自ら崩してしまうことになります。
着崩れを防ぐためにも足袋は最初に履いておかなければなりませんから、この点についてはよく覚えておきましょう。
足袋は外側を半分に折り返して履き、留め具であるこはぜを下から順番に留めていきます。きちんと履けたら、かかとや爪先がよりフィットするよう、馴染ませてください。
足袋を履いたら次は肌着とステテコを着用します。Vネックの下着やトランクスでも代用可ですが、和装専用のものを身につけたほうが着崩れの防止にもなりますし、長襦袢に汗がつくのもしっかり防げます。
足袋と肌着は二股ソックスやいつもの下着を身につけても問題無いものの、やはり専用のものの方が和装ならではのゆったりした着心地が楽しめるので、きちんとアイテムを揃えておくことをおすすめします。
何気ないものですが、動きやすさなどにも影響してきます。
長襦袢を着る
肌着を着たら、次は長襦袢です。長襦袢は着姿の土台になるので、これがきちんと着られるかで着物姿の仕上がりも大きく変わってきます。
着方ですが、まずは長襦袢を背中に羽織り、片袖ずつ袖を通します。背縫いの部分が中心に来るように真っ直ぐ着用したら、まずは右の身頃から、やや引き上げるようにして右の襟元を左の腰骨に入れ込んでください。
それから左の身頃は、衿が右腰あたりに来るようにして、身体を包みます。
左を上にして長襦袢で身体を包むだけですが、着物と身体の中心がズレていたり、緩すぎたり締めすぎたりするとバランスが悪くなります。適度なフィット感で身体を包むことが大切なので、上手に着られるようにしてください。
またただ身体を包んだだけでは裾の収まりが悪くなるため、左右の衿をやや引き上げつつきちんと腰元に持ってくるというのが大きなポイントとなります。
足元の収まりがきちっとしていないと着物の裾から長襦袢が出てしまい格好悪いですから、こういった点についても気をつけてください。
簡単なようで意外とコツが要りますから、衿元を腰骨に持ってくるという点をよく押さえて上手く着られるよう練習してください。
腰紐で固定、シワを伸ばして整える
長襦袢を着たら、腰紐を締めて固定します。締める位置はおへその拳1つ分くらい下の位置です。
まず腰紐を前からあて、後ろで交差させてまた前に持ってきたら、左右の端を2回ほどからげます。その状態から左右の紐を半回転させ逆に持ち、先端を胴に巻いた紐にねじこんでください。
これができたら長襦袢のシワを整えていきます。背中の中心が真っすぐか、衿が首に沿い袷と身体の中心にきているか、裾が広がらず裾先が上向きになっているかもチェックしましょう。
着物を着る
着物の着方は、長襦袢とほとんど同じです。着物を肩に羽織ったら、片方ずつ袖を通していきます。長襦袢の袖を左右それぞれ着物の袖に入れ込んだら、着物の前をつまんで前に引き、衿先を合わせてください。
その際、背縫い部分が中心に来るようにするのも忘れないようにしましょう。
次に、着物の左脇と身体の側面が合うよう右の衿先を引いて調整したら、長襦袢の半衿が隠れてしまわないよう気をつけながら、右の衿先を左の腰骨あたりに入れます。その際、衿先を少し折ると、収まりがよくなります。
左手の衿先を右腰骨あたりに持って来たらそのまま衿元を整え、両衿先を軽くつまんで腰元に引き、膨らみを下げるように空気を抜いてください。
長襦袢の袖の収まり、衿先の合わせ、背縫いの中心や左脇と身体の側面など、各ポイントがきちんと収まっていないと上手く着ることができません。
長襦袢と着物がフィットしていることで収まりが良くなり、より美しい着こなしとなりますから、身体を包む前にこれらの点はきちんと行っておきましょう。
また着物の膨らみを下げて空気を抜くことで上半身がフィットします。空気が溜まっていると着崩れにも繋がるので、ぴたっと着こなせるようにしてください。
男〆、もしくは腰紐でシワを伸ばす
着物を着たら、男〆もしくは腰紐で着物を締めていきます。まず右手で着物を押さえ、左手で紐の真ん中を持ち、前からあて後ろで交差し、前で金具を留めます。
これが出来たら一度裾をまくり下前衿先を引いて衿元をきちんと身に沿わせてください。
腰回りのシワを伸ばす際は、目立たないよう脇下へと寄せていきます。ここまでできたら帯を締めて完成です。長襦袢の衿が2~3cm見えている、裾が広がっていない、裾先が上向きになっているかを確認してください。
羽織の着方
羽織はまず左右どちらかの肩に掛け、片方ずつ袖を通していきます。両腕を通して羽織ったら背中の中心線を合わせて真っ直ぐ揃っているかを確認し、それから着物の袖を羽織の袖によく収め、膨らみやたまりができないように整えます。
両袖を軽くつかみ引っ張り改めて中心線を整えたら、両手で羽織の後ろの衿を持ち上げ、衿元を外へ織り込んでいきます。これで羽織紐を付ければ、完成です。
羽織紐については金具に引っ掛けるものと直接結びつけるものがあるため、アイテムと羽織のタイプを揃えることも必要です。
洋服の上着がそうであるように、着物の羽織というのも着方については難しい決まりはありません。衿だけきちんと正せば問題無いので、これ以上覚えることは特に無いと言えます。
中心線がきちんと揃っている、着物の袖の収まりがきちんとしているという点を押さえておけばそれなりの着こなしになるので、心配はありません。
逆にいくら着物の着付けがしっかりしていても羽織が曲がっていると全て台無しになってしまいますから、鏡などを利用してキチッと正面を揃え羽織れるように気をつけてください。
男性の帯の結び方!代表的な結び方は「貝の口」
男性の帯の結び方にはいくつか種類がありますが、その中でも最もスタンダードなのが貝の口です。結びあがりが貝の口のように見えることからこう名付けられており、別名男結びとも呼ばれます。
片ばさみなどの結び方もありますが、基本的に男性の帯は貝の口が結べればオールマイティに使えるので、これをしっかりマスターしておきましょう。
浴衣を着る際もこの結び方でOKですから、覚えておくと帯結びに困ることはありません。
結び方は意外と単純なので、一度覚えてしまえば考えることなくパパッと手が結んでくれるようになります。
貝の口の結び方全手順と注意点
貝の口を結ぶには、まず帯の片方30~40cmを手に取り、縦半分に折ります。折った部分を上に避けそのままお腹の中心から帯を2周ほど巻きつけたら、巻き終わりの余りの長さを半分に折ってください。
先に追った帯の端を余りの端へくぐらせたら、2本をしっかり結びます。この時太い方が上、細い方が下へ垂れますが、細い方をギュッと下に引っ張ることで帯がよりしっかりと締まるので、緩みの出ないようキュッと引きましょう。
帯を引いてしっかり締めたら、下を向いている細い帯を上向きに折り上げます。そのままもう片方の太い方を細い方の下にくぐらせもう一度締め、結び目を引き締めてください。
帯の端が長く出てしまう場合には、半分に折って結び目の中にしまいましょう。
結びはこれで終わりで、ここまでできたら結び目を右側から後ろに回します。その際逆向きに回すと結び目が崩れてしまいますから、必ず右方向へ回すよう注意してください。
結び目を後ろに回したら腰紐ごと帯を下に引き下げ、横から見た際に前下がりになるように整えましょう。これで貝の口の完成です。
結び方自体は難しくありませんが、最初と最後の帯の両端の長さが難しいので、収まりが良くなるまでは多少練習をする必要があるでしょう。
帯によっても手元に残る長さは変わってくることから、どの程度で丁度良い長さが取れるかを覚えておくことも大切になってきます。
帯の巻きつけ具合と結び目の締めがしっかりしていないとゆるかったりきつかったりで着心地が悪くなりますし、また着崩れも起きてしまうので、程よい感覚で締められるよう練習していきましょう。
帯の巻き付けがずれていると見栄えも良くありませんから、ズレずに揃って巻けるようにも気をつけてください。
押さえるべきポイントはいくつかありますが、繰り返し練習するうちに自然と上手に巻けるようになるので、できるようになるまで何度もチャレンジしてみましょう。
着物を着るときにもちたい紳士用和装小物
女性に比べて男性の着物姿は地味な印象がありますが、シンプルであるからこそちょっとした部分にアクセントをプラスすることで印象は大きく変わってきます。
男性の着物姿は組み合わせる小物の選び方でとても粋な着こなしになりますから、着付けを覚えたらぜひこういった部分にもこだわってみてください。
手拭、扇子、和財布、たもと落とし、信玄袋、竹べら、ポーチなど、紳士用和装小物の数というのは意外と多いので、より一層素敵な装いになるよう組み合わせていきましょう。
ちょっとしたものをプラスするだけでも、いつもの着物の着姿のイメージがグッとおしゃれになります。
手ぬぐい
着物を着用する時は、ハンカチの代わりに手ぬぐいを持ち歩くのがおすすめです。手ぬぐいは晒し木綿でできているので吸水性に優れますし、色柄も豊富なので見た目にもとてもおしゃれです。
手や汗を拭いたりするのはもちろんですが、食べこぼし予防のひざ掛けなどとしても使え、ハンカチよりも重宝します。着物姿の時でないとなかなか持ち歩く機会も無いので、懐の中にしまって持ち歩いてください。
痩せ気味の人の場合には、懐の中から帯に挟みこむと、補正にも役立てることができます。
扇子
洋服においても夏になると扇子を利用している人は少なくありませんが、着物姿の時こそよりおしゃれに決まるので、暑い時期にはぜひ持ち歩いてみてください。
扇子は用途に応じて色々な種類があり、礼装用、茶席用、普段用などに別れています。普段用のものは持扇子と言い、主に夏用として2000円前後の金額で販売されています。
持ち歩く際は帯に差すか、信玄袋を持ち歩く際はその中にしまっておくと良いでしょう。
和財布
着物で出かける際は、財布も和装用を持ち歩いた方が粋です。和装用の財布は和財布と言い、ひもの付いた袋状のシンプルな財布で、使わないときはこれを丸めて紐で括り、着物の袖や懐、帯に挟むか、信玄袋に入れて持ち歩きます。
着物姿で普段の財布を持ち歩くとなるとどうしても収まりが悪くなりますから、お出かけの際には和財布を利用するのがおすすめです。
特に長財布を持ち歩いているような場合は信玄袋にも収まらないので、和財布は欠かせないアイテムとも言えます。
たもと落とし
たもと落としは忘れ物やスリ予防のために、首からぶら下げられるようになっている小さな小袋です。長い紐で2つの紐が繋がっており、それぞれを袂に仕込んでお金や貴重品を入れておきます。
着物を着る際は袂をポケット代わりに使うことも多いですが、あまり色々なものをしまうとシルエットが崩れて美しくありません。
たもと落としはこういった点においても優れた活躍をしてくれるアイテムで、お金の他に携帯や煙草などを持ち歩くのにも重宝します。
信玄袋
信玄袋は、いわゆる手提げ袋のことです。時代劇などでよく男性が外出する際に小さな手提げを持っていることがありますが、あれを信玄袋と言います。財布や携帯電話などを入れて持ち歩くのに丁度良い大きさで、小ぶりなため邪魔にならず、気軽に持ち歩けます。
従来の手提げタイプの他、帯に引っ掛けられるポーチタイプなどもあるので、より身軽におしゃれを楽しみたいというのであればこちらを利用するのもおすすめです。
竹べら
着物を着ているとどうしても動いているうちに着物にシワがよってしまうことがありますが、そういった時に役に立つのが竹べらです。
先の丸い平型、尖った鋭型などがありますが、これを持っているとシワが気になった時に差し込んで簡単に着物を整えることができます。
シワがよってしまった着物をそのままにしているのも格好悪いですし、着付けをし直すのも大変ですから、美しい着姿をキープするために竹べらはとても重宝します。サッと取り出してシワを伸ばす仕草も粋でキマります。
ポーチ
携帯や財布などの荷物をよりスマートに持ち歩くのに役に立つのが、ポーチです。男性用のポーチはマチ幅の無い平たく薄い被せ型で、中が2層にくぎられ荷物を収納できるようになっています。
洋装で言うセカンドバッグのようなもので、よりコンパクトなサイズであることから気軽に持ち歩くことができます。比較的大きなものも入るので、長財布を持ち歩きたいという場合には、こちらを利用すると便利です。
柄物が多いので、無地が多い男性の着物姿にはよく映えます。
まとめ
男性の着物の着付けは用いるものも最小限で、手順さえ覚えてしまえば決して難しいことは無く、誰でも気軽に行うことができます。
中心線や衿のフィット感、腰回り、裾の収まりがしっかりできていればキチッとかっこよい着姿に仕上がりますから、慣れるまでの練習さえ惜しまなければ、簡単に着付けをマスターすることができるでしょう、覚えの良い人であれば、習ったその日には様になる着付けができてしまいます。
男性の場合楽な服装を好みがちなので、着物は窮屈で嫌と思うこともあるかもしれません。
しかし実際には下着からきちっと和装で揃えることで洋服より圧倒的に軽やかな着こなしが楽しめますから、ぜひチャレンジしてみてください。下着にきちんとステテコを着用すれば、足元がスースーして落ち着かないということもありません。
女性がそうであるように、男性の着物姿というのも非常に格好良く人目を引きます。おしゃれにキメて注目を集めたいというのであれば、着物こそ幅広い層から注目を集め好感を持たれますから、カッコ良く着こなしていきましょう。
着物の着付けができれば浴衣もそのまま同じように着られるので、男性の場合は特に着方を覚えてしまうと一石二鳥で役に立ちます。