【宮古上布】買取価格はいくら?査定相場より高く売るコツ&業者選び
家にある着物が少しでも高く売れたら嬉しいと、買取サービスを利用する人も少なくありません。しかし実際に高値で売れる着物というのは、いわゆるブランド品のみだと考えてください。
着物のブランド品といっても様々なものがあるのですが、ここでは宮古上布について見ていきましょう。現在でも愛用している人が多いのですが、着物買取ではどのように評価されているのか調べてみました。
宮古上布の着物はどんな着物?(歴史・産地など)

宮古上布はその名からもわかるように、沖縄県の宮古島にて作られている伝統的工芸品になります。その始まりは16世紀にまで遡るそうです。当時は綾錆布と呼ばれていたそうですが、これが宮古上布の始まりと言われています。
宮古上布は重要無形文化財にも指定されています。近年では着物というよりも、財布などの小物にも取り入れられているので、そちらをイメージする人も多いでしょう。
しかし洋服の生地にも取り入れられていて、宮古島の島シャツなどが代表的です。
宮古上布の着物の特徴
宮古上布の着物にはどんな特徴があるのか確認しておきます。
- 生地が丈夫である
- 通気性が高い
- 涼し気なデザインが多い
宮古上布は大麻と苧麻から作った糸を使って作られます。苧麻は一般的な麻よりも、細い糸を作ることができるのが特徴です。麻織物というと、生地がごわついているイメージを持つ人も少なくありません。
しかし苧麻の糸を使うことで、宮古上布は上質な肌触りを実現しています。その上で生地が非常に丈夫で、へたりにくいのです。3代物と呼ばれるほど長持ちすることでも有名でしょう。
また麻織物なので通気性は抜群です。そのため夏場などには重宝する着物でしょう。またデザイン面でも青や緑を基調としたものが多く、涼しげに見えるものが多いのも魅力の1つです。
宮古上布の着物の買取査定はどれくらいか
では実際に宮古上布を売るとして、どの程度の買取相場になるのでしょうか。基本的に着物の買取額はデザインや状態などにも左右されます。そのため一概に買取相場を出すのは難しいので、飽くまでも目安として考えてください。
宮古上布の着物の買取価格平均相場と買取実績
宮古上布の着物の買取相場について確認していきましょう。
- 一般的に8万円~10万円程度
- 状態によっては10万円以上
というのが一般的な買取相場になっています。宮古上布は麻織物の中でも、特に買取額が高い部類に入るでしょう。実際には着物の状態などにもよるので、シワなどがあると買取額は下がってしまいます。
また意外と重要なのが証明書です。宮古上布の場合は端切れを用いた証紙が、新品を購入すると必ず付属してきます。この証紙が宮古上布である証明になるので、なくさないように保管してください。
希少性の高い伝統工芸品である「宮古上布」は高く売れる可能性大
伝統的工芸品の中でも、宮古上布は高額での買取が実現しやすいです。その理由としては、やはり希少性が高いことにあります。職人の手によって作られている宮古上布ですが、年間で20反ほどしか生産されません。
それだけ手間暇をかけて作っている証拠なのですが、生産量が少ないことで希少性も上がっていきます。結果として着物買取でも、さほど市場で流通しなくなってしまうのです。
- 未仕立ての反物である
- 40万円~80万円ほどの買取相場
というように着物ではなく、反物であるのならさらに買取相場がアップします。かなりの高値がついているので、もし反物があるのなら必ず着物買取の専門業者を選んでください。
宮古上布の着物が買取可能な店舗(リサイクル・オークション・買取専門業者)
【売却方法①】リサイクルショップ・古着屋に持込買取
着物買取をしているお店がわからないから、近所のリサイクルショップや古着屋に持ち込みする人もいます。しかしこの選択は避けた方がいいでしょう。
- 適正価格で買取してくれない
- そもそも着物買取に対応していない
実は着物買取には専門的な知識が必要となるため、そもそも着物買取に対応していないケースが多いためです。
【売却方法②】ネットオークション(ヤフオク・メルカリ)
最近ではアプリを使って着物を売る人もいますが、こちらもあまりおすすめできません。
- 知識がないことでトラブルが起こるリスクが高い
- 適正価格で売れることは稀
売り物についての知識がなく利用すると、トラブルが起こりやすいので着物を知らない人は避けた方がいいでしょう。
【売却方法③】おすすめは着物買取専門業者(ネットで依頼可能)
着物買取でおすすめできるのは専門の買取業者です。
- 専門の買取業者には知識を持つスタッフが在籍している
- 販路もあるため適正価格で買取可能
といった2つの理由があります。宮古上布を初めとして着物買取では、専門の知識やスキルは欠かせないものです。専門業者では買取担当にしっかりと教育をしているため、きちんと査定をしてくれるでしょう。
また宮古上布のように高額で売却できる着物は、買取する側としても販路がないと買えないのです。販路とは転売する先のことで、ルートを持っていないと利益が出せないので買取不可とされるケースも少なくありません。
しかし着物買取を専門とする業者であるのなら、しっかりと販路も持っていますので適正価格での買取に期待が持てるのです。
宮古上布を高く売るなら口コミ評判の買取専門業者『バイセル』がおすすめ
宮古上布を実際に売却した方の口コミ評判&体験談
次に実際にバイセルを利用した人の体験談について見ていきましょう。
以上がバイセルを利用した人の体験談です。
宮古上布を売る前に知るべき高価買取のコツと注意点
最後により宮古上布を高く売るためのポイントを紹介します。宮古上布は高値で売りやすいのですが、買取サービスを利用する前にポイントを押さえておくと、より高値をつけやすくなるはずです。
【注意点①】宮古上布の着物を状態良くキープする保管方法をする
宮古上布を高く売るためには、良い状態を保つ必要があります。
- シワを作らない
- 汗の臭いがしない
特に注意しておきたいのが、この2つのポイントでしょう。宮古上布は麻織物な上に薄手の生地なのでシワがつきやすいのです。そのためシワを作らないように、着用したら着物用のハンガーに吊るすことが大切でしょう。
また宮古上布は通気性がよいことから、夏場に着用されることが多いです。そうした時にメンテナンスをしないままに、タンスに仕舞ってしまうと汗の臭いが残ってしまうのです。
こうした点が着物の買取額に響きますので、先ずはしっかりとメンテナンスをすることが重要でしょう。
【注意点②】着物に精通した買取店・査定員に鑑定してもらう
宮古上布に限った話ではありませんが、着物の買取では専門的な知識を持っている業者を通すのが鉄則だと言えるでしょう。例えばノーブランド品で大量生産されているような浴衣などは別です。
しかし宮古上布などの伝統的工芸品などは、やはりしっかりとした査定をしてくれる業者を選ぶべきでしょう。そもそも着物買取には対応しないリサイクルショップや、古着屋も少なくありません。
せっかくの宮古上布も正しく査定をしてもらえないのなら、損をするだけで終わってしまいます。だからこそ適正価格での買取を目指すのなら、専門的な知識を持った業者を利用すべきです。
最近ではインターネットで手続きができるので、手軽に利用できます。
まとめ
宮古上布についての情報をまとめてみました。宮古上布は沖縄県の宮古島で作られている伝統的工芸品です。
大麻と苧麻と呼ばれる細い糸を使って作られるもので、独特のデザインと通気性の良さが人気の着物になります。麻織物でも着心地が良く、根強い人気があるのが宮古上布です。
また宮古上布は希少性が高く、着物買取でも高値がつきやすくなっています。そのため高額で買取してもらいたいのなら、着物買取の専門業者がおすすめです。