【由水十久 】高額買取の可能性大?査定相場より高く売るコツ&業者選び
最近では不要になった着物を買取してもらう人も増えています。着物は保管するのも大変ですし、そもそも保管の方法を知らない人も多いからです。
また最近ではネットで手軽に申し込みできるのもポイントでしょう。着物の買取をしてもらうのは良いのですが、高値がつきやすい着物とそうではないものがあります。
1つの基準となるのが作家物かどうかです。ここでは高名な作家である、由水十久の着物買取について詳しく見ていきます。
由水十久の着物はどんな着物か

由水十久氏は加賀友禅における代表的な作家です。加賀友禅協会が認めている巨匠の一人であり、1977年には伝統工芸士にも認定されました。
日本各地で個展を開催したり、海外からの評価も高い人物です。1988年に初代である由水十久氏は他界されました。しかし同氏の次男が二代目由水十久として活躍しています。
由水十久の着物の代表作

由水十久氏の着物にはどんな代表作があるのでしょうか。一般的に加賀友禅といえば、草や花といった自然をモチーフにしたものが多いのです。しかし由水十久氏は敢えて人物をモチーフにした作品を多数発表しています。
- 訪問着の秋野
- 良寛と童色留袖
- 訪問着の橋牛
この3つが代表的な作品となります。特に由水十久氏がこだわったのが童子です。唐子と呼ばれる中国風の格好をした子供の姿を、様々なデザインに採用しています。
さらに由水十久氏は着物を正面から見た際だけではなく、左右や後ろから見ても綺麗に見えるように、こだわりを持って作っています。
時には弟子に着物を着させて何百回もポージングをさせたという逸話が残っているほどです。
由水十久の着物の買取査定はどれくらい
では由水十久の着物の買取査定についても見ていきます。由水十久は作家物の中でも、希少性が高い部類に入るのです。そのため高額で取引されることが多いのですが、どの程度の価格になるでしょうか。
由水十久の着物の買取価格平均相場と買取実績
では由水十久氏の着物買取はどのくらいになるのでしょうか。ポイントを以下にまとめてみます。
- 初代と二代目で評価は違う
- 訪問着や振り袖の方が評価が高い
上述したように由水十久氏は初代と二代目がいます。当然ですが初代の作品はもう新しい物が作られないことから、希少性が高くなっているのです。そのため買取額は上がっているといえるでしょう。
- 初代で15万円~20万円以上
- 訪問着で10万円~20万円以上
- 色留袖なら20万円以上
というのが主な買取査定になっています。当然ですが着物の保管状態などでも買取額は違ってくるでしょう。あまり世の中に出回っていない作家だとも言えますので、かなり高額になるケースもあります。
初代の「由水十久」は希少価値が高くて高価買取に期待できる
上段で紹介したように、由水十久の着物は買取額が高くなりがちです。買取額の相場としては、以下の通りになります。
- 初代で15万円~20万円以上
- 訪問着で10万円~20万円以上
- 色留袖なら20万円以上
さらにここで1つポイントになってくるのが落款です。
- 初代の落款は四角形
- 二代目の落款は六角形
と形が違っているのです。つまり同じ由水十久の作品だとしても、この落款の形によって買取額が大きく変わります。場合によっては、上記の平均的な買取相場を大きく超えることもあるでしょう。
- 作成された年代
- 着物や帯の流行
などにも買取額は影響を受けるものですので、しっかりと保管しておくとさらに買取額がアップする可能性が高いでしょう。
由水十久の着物を高く買取してもらえるおすすめの売り方・NGな売り方
由水十久を買取してくれる業者は主に3つあります。
【NG売り方①】ネットオークション(ヤフオク・メルカリ)はトラブルが多い!
由水十久の着物に限らず、基本的に高額になりそうなものはネットオークションで売らない方がいいでしょう。
- トラブルが多い
- 着物についての知識がある程度は必要になる
- 思っていたよりも値段がつかないことがある
といったようなデメリット面が大きいからです。
【NG売り方②】リサイクルショップなどの店への持ち込みは高額査定が期待薄
着物買取で手軽なのはリサイクルショップを利用することでしょう。しかしリサイクルショップも、あまりおすすめできません。
そもそも着物の知識を持つスタッフが居ないので、適正価格の付け方を知らないからです。結果、高額査定が難しくなります。
【おすすめ売り方】着物買取専門業者に出張買取してもらうと高額売却が実現
着物買取で最もおすすめなのが、着物の買取を専門にしている業者を使うことです。着物買取を専門とするため、スタッフがきちんとした知識を持っています。
そのため作家物ならその希少性などを判断してくれるのです。
- 買取後の販路もあるため値段をしっかりつけてくれる
- 手軽に利用できる
- 出張買取が便利
といったメリットがあります。着物買取を専門としている業者は幾つかあるので、自分にとって都合の良いお店を使うといいでしょう。
由水十久を高く売るなら口コミ評判の買取専門業者『バイセル』がおすすめ
由水十久を実際に売却した方の口コミ評判&体験談
では実際に由水十久をバイセルにて売却した人の口コミを見ておきます。
以上が由水十久の着物をバイセルで買取してもらった人の口コミです。
由水十久を売る前に知るべき高価買取のコツと注意点
では最後に由水十久の着物を売る前に、知っておきたい高額買取のコツを押さえておきましょう。
由水十久の着物はそれだけでも高く売れるものですが、注意点を知っておくことで、より高値で売れる可能性が高まります。
【注意点①】由水十久の証紙があれば必ず一緒に出す
由水十久の着物を売る時のポイントは落款や証紙があることです。加賀友禅の作家として有名な人物なので、以下のような落款があります。
- 加賀染振興協会の加賀友禅手描技術登録者
- 初代は四角形
- 二代目は六角形
この落款があるかないかで大きく買取額に影響します。何故ならこの落款や証紙があることが、本物の由水十久の着物であることの証明だからです。
特に初代の四角形だと高額買取のチャンスでしょう。落款がないと、いくら由水十久の作品だと主張しても、客観的な証拠がなくなってしまうのです。
それは買取額に対してマイナスの影響を及ぼしてしまいます。だからこそ売る前に落款があるか確認してください。
【注意点②】着物に精通した買取店・査定員に鑑定してもらう
着物買取といっても、様々なお店が行なっています。しかし正しく由水十久の着物を評価できるのは、専門的な知識を持つスタッフが在籍しているお店に限られてくるのです。
もともと着物の買取には専門的な知識が欠かせません。簡易的な査定項目に沿った評価だけでは、由水十久の着物を正しく評価できないのです。
そのためできるだけ専門的な知識を持つ買取店を利用すべきでしょう。地元に着物専門の買取店があれば良いのですが、そうではないケースも多いです。
そこでインターネットで出張買取や、宅配買取が利用できる専門店を利用するのをおすすめしておきます。またできれば買取実績が豊富な店舗を選ぶといいでしょう。
まとめ
由水十久の着物買取についてまとめてみました。由水十久氏は加賀友禅における高名な作家です。従来の加賀友禅に囚われず、新しいカタチでのデザインが高く評価されています。
残念ながら初代の由水十久氏は既に他界されているのですが、氏の着物の希少価値が高くなっているのが実情です。
着物の保管状態などにもよるのですが、20万円以上で取引される例も少なくありません。