着物買取の基礎知識

現役査定士が見る!着物買取でプラス査定になる条件と高額査定の対策

着物は高価なものですし、おばあさまの時代から代々娘に受け継がれてきたような思い入れの品である場合も珍しくありませんから、そんな着物を売る時にはやはりそれなりの評価をしてくれるところに買い取ってもらいたいですよね。

それで着物を売る前にどれくらいの価格で買い取ってもらえるのか、査定してもらう必要があります。ですから個人オークションやフリマなどで簡単に売ってしまうのはお勧めできません。

着物の買取査定を頼むなら、やはり専門の着物買取専門店が一番。しかし査定に出す側も、全く知識がないままでは買い叩かれてしまう可能性があります。

大切な着物をできるだけ高額で買い取ってもらうためには、まず着物査定に関する基本的な知識を身に着けておくことが必要です。

買取相場の標準は購入価格の20%あたり

電卓

全体的な平均相場として、着物の買取相場は大体購入額の20%かそれ以上と言われています。例えば100万円で購入した着物であれば、20万円かそれ以上で買い取ってもらえるということになりますね。

ただ、これはあくまで全体的な平均相場。実際には着物の状態や希少価値の有無、人気の有無などによってかなりの幅で金額が上下します。

特に希少価値の有無などは着物査定の専門家でないと見極められないところもあり、そのためにリサイクルショップなどではなく、専門家がきちんと見てくれる着物買取専門店に依頼する方が良いと言うわけですね。

着物を買取に出す前に知るべき知識がある

先生

同じ査定専門家に同じ着物を査定してもらう場合でも、査定をお願いする側に基礎知識があるかないかで査定額が大きく変化することがあります。

例えば後にも触れますが、着物単品で査定してもらうのと、セットになっている同じ柄の小物・帯や足袋なども一緒に査定してもらうのとでは、査定額にかなりの差が出る可能性があります。

これを知らずに小物を別のところで売ってしまったり処分してしまったりして、着物だけを査定してもらうと非常に勿体ないことになってしまうわけですね。

ですから事前に正しい知識、着物を売る為の正しい手順を知っておくことが非常に重要になるのです。

買取前に知るべき着物買取サービスの3つのパターンと注意点

3つのポイント

着物買取サービスには、大きく分けて「出張買取」「宅配買取」「持ち込み買取」の3つがあります。このうち最も一般的でなじみがあるのは「持ち込み買取」でしょう。

しかし出張買取や宅配買取にもそれぞれメリット・デメリットが存在しますので、これら3つを比較して最もメリットが大きくデメリットが小さいものを選ぶと良いでしょう。

持込買取

ショップ

リサイクルショップや古着屋、質屋などに持ち込んで査定してもらう「持ち込み買取」のメリットと言えば、その場で査定してもらい納得がいけばすぐに現金払いしてもらえる、スピーディなところでしょう。

また査定士が目の前で査定してくれますし、査定額に納得がいかない場合にその場で交渉することもできるというメリットがあります。

しかし持ち込み先がリサイクルショップのような着物専門でない場合は特に、査定する人も専門知識がないために着物の価値を正しく評価してくれない可能性があります。

アルバイトが査定マニュアルに則って査定するだけということも多く、そうなると本来高価なものであるのに、無知ゆえに不当に安い金額が見積もられてしまうことになるのです。

本来着物もきちんと査定できる人を配置しておくべきなのですが、こういった店舗ではテナント代などにコストがかかる為、コスト削減のために専門家どころか従業員をアルバイトで済ませるしかない、というのが現実です。

宅配買取

宅配

宅配買取の場合、まず公式サイトから無料査定を依頼し、送られてきた宅配キットを使って着物を梱包、郵送して査定してもらいます。

査定額を知らせてもらって納得がいけばそのまま買い取ってもらい、その金額を指定口座に振り込んでもらうという流れです。

勿論査定料は無料ですし、最近では着物の郵送も着払いというところが増え、完全にノーコストで査定してもらうことが可能ですし、多少距離があっても宅配便の配達エリアであればどこからでも利用できるという点もメリットです。

ただ、依頼してから宅配キットが自宅に届くまで、また自宅から業者に着物が届くまでに時間がかかるため、急いで買い取って欲しい場合に不向きです。

更に支払いが振り込みなので、着物を現金化するのにここでも時間がかかることになります。

宅配買取の注意点

宅配買取業者を利用する場合には、着物を正しく鑑定してくれる業者かどうかを確認しておきましょう。

というのも、着物専門でない業者であれば本来の適正価格よりずっと低く見積もられてしまうこともあり、査定士が目の前で査定してくれるわけではない宅配買取は、納得のいかない価格を詳しい説明もなしに突き付けてくる場合もあるからです。

勿論納得いかなければ買取はお断りして着物を返送してもらえば良いのです、が大抵の業者では査定の為の発送は無料でも、契約が成立せず返送してもらう場合にはその郵送料は利用者側負担となっています。

このため費用ゼロで査定してもらえると思っていたのに返送料がかかってしまった、ということもあり得るのです。

そのほかにも宅配買取は以下のような事例があるので注意してください。

古着を事業者に送り金額に合意できれば買い取ってもらい、合意できなければ返送してもらう形式の事業者に、1 カ月前にジーパンなどの衣類を送った。希望額は 2 万円以上だったが、事業者の査定額は千円ほどだった。査定額に合意できず、返送してほしいと連絡した。返送されないので、数回やり取りをして最終的に「商品が見つからない」と言われた。見つからなければどうなるのか尋ねたところ「規約通り、当社が古着として販売する価格を支払う」と言われたが、納得できないと伝えた。その後連絡はない。(相談受付年月:2015 年10 月 30 歳代 男性 給与生活者 兵庫県)

出張買取

ビジネスマン

3つの買取査定方法の中で最もお勧めなのが、「出張買取」です。

これは電話やメールで依頼すれば着物の鑑定士が自宅まで来てその場で査定してくれるサービスで、自分で持ち込む必要も宅配便で送る必要もなく、ただ家で待っていれば良いという、最も楽な方法です。

宅配買取とは違って対応しているエリア内であれば、申し込めば即日でも訪問査定してもらえるので待つ必要もありませんし、専門家が目の前で査定してくれるので査定状況を全て確認することができます。

気になることなら何でも質問できるため、査定価格が納得のいくものになりやすい点もメリットです。査定結果に満足し契約成立となれば、その場で現金支払いして持って行ってもらうことも可能です。

そのうえ3つの方法の中では最も高額査定が付きやすい方法でもあるため、着物の買取査定としては最もお勧めの方法です。

出張買取のメリット

バッドとグッドの付箋

リサイクルショップなどとは違い、出張買取をしている業者は「着物専門」というだけあって、査定するスタッフも着物鑑定の専門家です。

着物は種類が多く、素人では判断しにくいものが多いため、その道の専門家が持ち込みの場合と同様に目の前で査定してくれるというのは心強いものがあります。

査定中は気になることは何でも質問できますし、もっと高額査定してもらうためにどうしたら良いか相談すれば、質の良い業者であれば出し惜しみせずに知恵を貸してくれるでしょう。

実際、リサイクルショップで出された査定の4倍以上の金額で買い取ってもらえた、という人も少なくありません。

また持ち込みや宅配買取の場合、利用者が能動的に買取を依頼することになるためクーリングオフは使えませんが、出張買取の場合はスタッフが自宅を訪問して、となりますから、クーリングオフが有効になります。

クーリングオフは一度手放したけれどやっぱり取り戻したいという時に、8日以内であればそれが可能ということです。

出張買取の注意点

残念ながら、立場の弱い消費者を狙った悪徳業者は「着物出張買取」の中にも存在します。

実際のところ「着物出張買取」ではないのですが、それを装って立場の弱い消費者、例えば不要な着物を持っている可能性の高い年配の女性の元を訪れ、「着物の査定」と偽って結局は他の貴金属を安く買い取っていくのです。

このような自称「着物出張買取業者」は大抵聞いたこともない名前の業者で、電話一本で「不要な着物を査定・高価買取しますよ」と言って訪問の約束を取り付けてやって来ますから、素性の知れない買取業者は基本的に家に入れないようにしましょう。

本当に信用できる業者かどうか、ホームページなどで確認することもできます。

もっと確実なのは、大手の有名な着物買取業者に依頼することです。そのような大手も最近では出張買取サービスを提供するようになりました。きちんとした業者ならクーリングオフまで対応してくれるので安心です。

宅配買取と出張買取の査定額が高くなるちょっとした理由

スマホをさわる女性

実は宅配・出張買取には、持ち込みと比べて高額査定になりやすいちょっとした理由があります。

まず宅配買取の場合、査定の為に梱包キットを用意し、顧客に郵送し、着物の宅配料まで全てを業者側が負担します。これで顧客が査定額に納得がいかずキャンセルということになれば、その負担額が全て無駄になってしまいます。

出張買取も同様に、顧客の元を訪問するためのガソリン代や人件費がかかります。そこまでして訪問査定したのに結局買取を断わられては経費の無駄になります。

このため、できるだけ高額査定することで着物を売ってもらおうというのが宅配買取業者や出張買取業者の本音なのです。

着物の高価買取を実現するためのベストタイミング

注意

例えばそれが高価なものであったり母親から譲り受けたなど思い出のあるものであったりすると、着物を思い切って手放すのには少し決断力が必要になるかもしれません。

しかし引っ越しで良い物件を見つけるタイミング、良い中古車を見つけるタイミングなど、物事には何でも「ベストタイミング」というものがあります。

着物をできるだけ高額で買い取ってもらいたいなら、やはり「ベストタイミング」を逃さないようにすべきでしょう。

着物買い替えの最需用期はいつがおすすめ?

カレンダー

洋服の場合、春秋・夏・冬物と春夏秋冬に応じて着るものを変えるため、季節に応じた服に需要が高まりますが、実は着物は浴衣などを除けばそれほどハッキリとした「衣替え」がないため、年間を通して着用することができます。

つまり着物は季節ごとに需要が高くなったり低くなったりしない、ということですね。従って、同じ着物であれば基本的には年間通しで同じ査定額が付くはずです。

また2020年の東京オリンピックを控えている今、日本の伝統文化である着物も注目を集めているため、今後更に需要は伸びるとも考えられます。

ですから着物の場合、自分の売りたいときに売ってしまうのが「ベストタイミング」と言えるのかもしれません。

大掃除・衣替え・遺品整理などがチャンス

年末の大掃除や春・秋の年に2回行う衣替えは、着物を売却する良いチャンスです。こういう時は今まで決心がつかなかったものも、思い切って断捨離を断行できたりしますよね。

ずるずると先延ばしにするとそれだけ査定も不利になってしまいますから、このチャンスを逃さないようにしましょう。

特に絽や紗、麻、紬などの夏物はやはり夏時期に需要が高まるので、5~6月の衣替えを機に売ると高額査定してもらえるかもしれません。

子供の卒入園式・フォーマルな行事

オッケーをする女性

一般の人が着物を着る機会と言えば、子供の卒業式や入園・入学式、結婚式などのフォーマルな行事ですから、そのタイミングで着物の買取査定を頼むと高額を提示してもらえる可能性があります。

例えば新たに入学式を控えた子供を持つ母親が、ここはひとつ和服で勝負、と張り切って持っていた着物を見てみたら、汗染みができていたり、何となくデザインが古臭く感じたり……。

こんな時、家計をやりくりしなければいけない主婦の殆どは、着物を新しく新調するのではなく、質の良い中古着物から気に入ったものを探して購入します。

従って、この時期を見計らって着物を買取査定に出すと、需要の高さから高額を付けてもらえる可能性が高くなる、というわけなんですね。

着物の需要は高まりつつある今が買取に出すベストタイミング

伸びるグラフ

和装振興研究会報告書」によると、2016年以降、着物の通信・リサイクル販売は売上が上昇傾向にあり、特に外国人観光客による着物のレンタル需要が拡大しているとのこと。

また他の調査でも和文化に関心が高まる中、着物を楽しむ若者が増え、着物ブームが到来しつつあると言われています。

従って、今こそ不要になった着物は買取に出すベストタイミングです。

着物のデザインも10年巡りで流行すると言われていますが、それ以上になると査定額も下がっていきますから、10年以内を目安にサッと買取査定してもらいましょう。

出張買取価格(高額査定)を出すコツ

チェックリスト

「持ち込み」「宅配」「出張」の中では宅配と出張買取が高額査定になりやすく、中でも目の前で査定してくれる出張買取は交渉やクーリングオフも可能で非常にお勧め、というのはこれまでご紹介してきた通り。

ただ、同じ出張買取でも、着物の状態や素材、種類などによって査定額に大きく差が出ます。

そこで出張買取を依頼する前に、高額査定を出すコツ・ポイントを覚えておきましょう。場合によってはこちらのちょっとした工夫で査定額がグンと跳ね上がる可能性さえありますよ。

電話する女性

査定額がプラスに!?着物買取を依頼するまえに知っておくべき条件!

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経過年数

着物セット

「着物は10年サイクルで流行りがやってくる」というのは先ほども述べた通りです。しかしそれ以上の古いものになるとどんどん価値が下がってしまうので、10年以内に買取してもらうのが鉄則です。

着物も1種のアンティーク品なので、古い方が希少価値が高くなるのでは?と考える人もいるようですが、着物は部屋に飾るのではなく着用するもの。

古くなればなるほど劣化していくため着用には不向きになってしまいます。特に正絹のものはどれほど大事に扱い仕舞っておいても色やけしやすいので、10年も経つとせっかくの正絹もあっという間に価値が下がってしまいます。

従って、10年ものになりそうな着物はできるだけ早く買取に出してしまいましょう。

着物の状態(保存状態)

着物は古くなればなるほど価値が下がるというのは前述の通り。ですから逆に殆ど使用していない、更には未使用で保存状態の良いものは査定額も高くなるのです。

未使用の場合は裾や袖の部分にしつけが残っているので、素人でも見てすぐに未使用であることが分かります。

未使用品ではないにしても、例えば「成人式で1回着ただけ」というような着物であれば使用感が殆どないため、これも高く買い取ってくれるでしょう。

キレイに畳んで折り目やシワが付かないよう折り目の下に薄紙を挟んでおくこと、たとう紙で生地が擦れないよう包んで保管しておくこともプラス査定となります。

逆に、保管状態が悪くシミや黄ばみ、虫食い、カビなどがあれば、下手をすると値段が付かないことさえあるので注意してください。

基本はそのまま査定してもらう

チェックリスト

シミや汚れがあると着物買取査定では減額されてしまいますが、だからと言って査定に出す前に慌てて自分でシミや汚れを落とすというのもお勧めできません。

キレイに落とす方法を知っているのなら問題ありませんが、大抵の人は着物の正しいシミ取り方法を知りませんから、素人がゴシゴシと洗って生地を傷めてしまうと、減額どころか値段がつかなくなってしまう可能性まであります。

基本はシミや汚れが付いていてもそのまま査定してもらいましょう。生地を傷めるリスクに比べれば、多少の減額は大したことではありません。

着物の質

着物の素材も査定額に大きく影響します。やはり最も高額になるのが、紋付きや振袖などフォーマルにも使用される正絹です。

正絹の着物の重さは「モンメ」という単位を使いますが、これが大きいほど高額になります。

一方ウールや化繊、緬などの一般素材は安価になりやすく、物によっては値段が付きにくいこともあります。

麻は夏時期に好まれる素材で上記のような一般素材よりは高額になりますが、小地谷ちぢみのような高級麻を別にすれば、正絹ほど高額にはなりません。

着物のサイズ

着物着た男性

着物の査定額は、着丈によっても左右されます。着丈とはつまり着物のサイズのことです。

昔の日本人は今と比べて小柄だったため、中古の着物は小さいものが多いのですが、現代では平均身長が高くなり、小柄な人が着ていたものだと合わないため需要がありません。

一方身丈が16cm以上、裄が68cm以上のものは現代人が着やすい大きめのサイズになるので需要が高く、査定も高くなります。大きいサイズは生地も多く使われており、小柄な人が着る場合でも仕立て直しが利くので重宝されるのです。

着物のデザイン性

着物もちょうど流行中の色や柄なら、高めに査定してもらえる可能性があります。

例えば最近ではアンティーク調の大きめの花柄やレトロカラーの縦縞模様など、大正時代風のレトロモダンが人気ですし、若い女性が着る振袖などは華やかな赤やピンクに人気があります。

ただ、全体としては流行り廃りに左右されない落ち着いた古風な柄が好まれます。というのも、着物は50~70代の人に需要があり、また30~40代の人でも「長く着られるように」とあえて落ち着いたデザインを選ぶ人も少なくないからです。

着物の種類

着物生地

着物買取の中で最も人気が高く、それ故に査定額も高くなりがちなのは、「訪問着」です。訪問着は既婚・未婚問わず使用できフォーマルな場で活躍する着物なので、「着物を1着持っておくならコレ」といった感じで一番需要が高いためです。

次に需要が高いのは、普段着にもデザインによってはちょっとしたお洒落着にもなる「紬」と、成人式だけに使うので中古で構わないという「振袖」。

続いてフォーマルな場で活躍しやすい「留袖」、そして「小紋」という順になります。また例えば同じ紬の中でも「牛首紬」などは希少価値が高いため、査定額も上がる傾向にあります。

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紋付きの場合は少し値段が下がる

家紋

着物の中では最も「格」が高いとされる「紋付」ですが、実は中古の買取となると査定額が下がる傾向にあります。

そもそも「家紋」とはその家の紋章のこと。その家、その家系にある人しか使用しない柄ということですから、中古として他の人が使用するというのは不自然というわけです。

とは言え、現代では家紋の違いはそれほど重要視されておらず、「家紋がついているかどうか」が大切なので、家紋の種類は特に問われなくなりました。

以前では紋付きと言うだけで買い取ってもらえないこともありましたが、今は家紋の有無ではなく、やはり着物の保存状態や経過年数などが重要ポイントになっています。

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証紙や落款の有無

タグ

正絹や有名産地の着物、例えば京都の西陣織、石川の牛首紬、加賀友禅、鹿児島の大島紬などには希少価値があり、高額査定が期待できます。ただし、そのためには「証紙」や「落款」が必要です。

証紙・落款とはその着物が本物であることを証明するもので、反物の端に付けられています。

これがないと本物だと証明できなくなって売れなくなるというわけではありませんが、やはり市場価値は下がってしまう為、本来の価格より低く査定されてしまいます。

証紙は素材や製作者・産地などを示す鑑定書のようなもの

証紙はその着物の品質証明書あるいは登録商標のようなもの。前述の通り正絹や有名産地の着物、伝統工芸品などには必ず付けられており、反物で購入して仕立ててもらう場合でも、ハギレとしてたとう紙と一緒に入れられているはずです。

証紙がなくても、目の利く査定士であればその着物が本物かどうかを見分けることができますが、一般の人にはまず無理ですから、市場に出る際に証紙なしでは不利になります。

このため査定額に大きく影響してしまうわけです。従って証紙は決してなくさないように大切に保管しておきましょう。

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人間国宝やブランド着物・作家物は高額査定になる

生地

人間国宝や伝統工芸士といった技術を認められた人を含め、着物の世界で活躍する人の手による作品は、高額査定になります。

例えば世界的に有名な久保田一竹、加賀友禅の人気作家・由水十久、またツモリチサトなど芸能人が着用することもある人気の高いブランドも高額になります。

作家物やブランド物には必ず購入時に証紙や落款が付いていますから、大切に保管しておきましょう。百貨店で購入した場合には、証紙がレシートに挿入されていることもあるので確認しておいてください。

伝統工芸品も高額査定の対象になる

日本独自の文化である着物は、全国各地でそれぞれに伝わる伝統的な技法の価値が認められ、「伝統工芸品」と認められたものが幾つかあります。

特に有名なのは、栃木県と茨城県の結城紬、鹿児島県奄美大島の大島紬、新潟県の塩沢紬です。また京都や東京、加賀の友禅などにも人気があります。

これら伝統工芸品は日本国内のみならず海外からのニーズも高く、高額査定が期待できる着物です。これも証紙が必ず付いているはずですから、買取査定に出す際には必ず添付しましょう。

和装小物もセットで査定

着物セット

和装には着物の他に、帯や帯締、足袋、草履、根付、かんざしなど和小物も欠かせません。要らなくなった着物を買取査定に出すときには、これらの小物も一緒に買い取ってもらいましょう。

小物だけ単品で売ろうと思っても値段が付かず、買い取ってもらえないこともあります。

小物も査定に出す場合には、保存状態にも気をつけましょう。やはり使用感のないキレイな状態であれば高くなりますし、購入した際の箱や付属品も全て残しておいて、できるだけ買った時の状態に戻しておけば、これもプラス査定になります。

買取業者の選定

お問い合わせ

既に触れた通り、「着物出張買取」を謳っている業者の中にも良し悪しがありますから、どこでも良いと言うわけにはいきません。

質の良い業者に依頼すれば、依頼した着物の価値を正しく査定したうえで、顧客の要望もできるだけ叶えようと色々アドバイスしてくれたり、少しでも高く買い取れる工夫をしてくれたりするものです。同じ着物を査定に出しても、質の良い業者だと2~3割高く買い取ってくれる可能性があるのです。

一方、質の悪い業者になると殆ど素人と変わらないような人が査定をし、着物の価値を正しく評価できず安く見積もられてしまう可能性があります。

もっと悪質なのはできるだけ安く買いたたこうとして色々と難癖をつけ、実際よりかなり低い査定額で押し買いするところです。特にこちらから頼みもしないのに「着物を高く買い取りますよ」と電話してくる業者には注意しましょう。

買取業者の選定方法と対策

着物買取業者の選び方で最も重要なのは、その業者の信用度です。「高価買取」という謳い文句や立派な店舗を構えているように見えても、実際には顧客の利益など全く考えていない質の悪い業者は残念ながら存在します。

謳い文句や外見に惑わされず、本当に優良な業者なのか、正しく見極めるようにしましょう。

以下で着物買取業者の選定方法や悪質業者への対策法について触れていきたいと思いますので、業者選びの参考になさってください。

トラブルに遭った場合は国民生活センターに相談を

落ち込む女性

着物の出張買取は、「訪問購入」に分類されるものです。訪問購入の中には「押し買い」と呼ばれる強引に訪問して安く買いたたく悪質なものもあるため、消費者を守る目的で2013年2月の「特定商取引に関する法律」の改正により、この「訪問購入」も規制対象に加えられました。

着物買取ではありませんが実際の事例が以下になります。

「不用品があれば買い取る」と女性が訪問してきた。突然だったので、すぐには用意できないことを伝えると、1時間後に今度は男性が来た。いらない洋服等を出したが「壊れた宝飾品があれば出してほしい」と言われ、指輪等を含めて2万5千円で買い取ってもらった。その後、形見の指輪を渡したことを後悔し、また買い取り価格が安すぎると思い、買い戻したいと電話をしたところ「商品は別の業者に渡してしまった」と言われた。(60歳代 女性)

従って着物出張買取で不本意な売却をしてしまったのであれば、法律上これをなかったことにできる「クーリングオフ」が適用されます。

質の悪い業者は何やかんやと言い訳をして「クーリングオフはできない」と言ってくるかもしれませんが、期間内であればまずそんなはずはありません。そんな時は、ためらわず国民生活センターに相談しましょう。

信頼性が高く・実績の多い着物買取業者に依頼する

主夫

先ほど「最も重要なのはその業者の信用度」と述べましたが、ではどうやってその「信用度」を計ることができるのかというと、まずはその業者の実績や知名度をチェックすることです。

知名度のある業者であればテレビCMなどでもおなじみで、それだけに口コミ評価の数も多いはず。それらも判断材料になるでしょう。

またここで言う「実績」とは着物買取の実績のことです。着物以外の中古品を扱っている業者だと、「買い取り実績」と言っても実は家電や古着の買い取り実績である可能性もあります。

着物以外の買取で知名度があっても仕方ありませんよね。ですからやはり着物買取専門の業者から選ぶ方が確実です。

口コミが多く・自社ホームページで透明性がわかる会社

次にその業者が開設している公式サイトをチェックしましょう。まず代表者など会社の概要、また古物許可証のナンバーが掲載されていることは必須です。

取り扱っている商品の内容や買取方法の流れ、査定から支払いまでどれくらいの時間がかかるかなども、きちんと記載されているかどうかチェックしてください。

また全国対応しており、口コミの数も多いところがお勧め。口コミと言っても自社の公式サイトに載せられているものだけでなく、第三者が運営しているサイトに寄せられている口コミもチェックしましょう。

全体として評判の良い業者であれば、まず安心です。

「査定料・買取手数料・出張料・キャンセル料」全てが完全無料は必須条件

考える女性

当然ですが、着物買取は査定料や買取手数料、出張料などが全て完全無料であることは必須条件です。

査定してもらったからといって必ずしも査定額に納得し買い取ってもらうことになるとは限りませんから、業者側としても、結局買い取ることができなければせめて人件費や交通費を稼ごうとして、これら「手数料」を吹っかけてくる可能性があります。

特に注意したいのは、「キャンセル料」。査定料や出張料は無料と謳っていても、買い取れない場合にその損失を埋め合わせようとして「キャンセル料」を持ちだしてくる業者もあります。

ですから依頼する前に、買取契約が成立しなかった場合にキャンセル料が発生するのかどうかも確かめておく必要があります。

質の低い業者だと高額な着物だとわかっていながら安く買い取られる可能性も・・・

質の悪い業者の中には、高額と分かっていながら何かと難癖をつけて安く買いたたくところもあります。

例えば「確かに正絹だけどこの汚れのせいで本来買取は難しい、だけどサービスでこれくらいで買い取りますよ」と低額を提示してくる業者。しかし実際には大した汚れではなく簡単に落とせるものだった、ということもあります。

今では「伝統工芸士」という称号の不正使用まであるとのことですから、「専門」と謳う業者でも確認が必要ですね。

着物買取に対して十分な知識をもち信頼できる業者を選ぶのが高額査定を勝ち取る第一歩

大切な着物を売る時には、まずその着物の価値を自分自身が正しく理解している必要があります。

勿論専門家ではありませんから着物買取専門の査定士に査定をお願いするわけですが、全く分かっていない状態で査定に出すのと、ある程度把握しているのとでは、売却価格に大きな違いが出ることを覚えておきましょう。

特に残念ながら質の悪い買取業者も存在しますから、不当に安く買いたたかれないためにも着物に関する知識は大切です。勿論質の良い業者を選ぶことは必須ですから、業者選びのポイントも忘れないようにしましょう。

業者選びを間違えなければ着物買取は断然インターネットがおすすめ!

着物買取専門業者は多く存在しますが、最近では実店舗を構えず、ネット上で営業するネット業者も増えてきました。

ネット業者と聞くと実際に姿が見えないので不安に感じるかもしれませんが、きちんとした信頼のおける業者も多く、そうであれば店舗型の業者より高く買い取ってくれる可能性が高くなります。

店舗を持たないネット業者はテナント代や人件費などの経費がかからず、その分買取価格を高めに設定することができるからです。

中には目利きの査定士が個人的にネットで営業していることもあり、上手くそういった業者を見つけることができれば一桁以上査定額が上がることもあるのです。

まとめ

着物女性

高価なもの、また思い入れのある着物ですから、売却する時にはきちんとその価値を正しく評価して欲しいですよね。

洋服などとは違って着物は流行り廃れの周期が長いので、10年以内のものであれば基本的にいつでも「売ろう」と思ったその時が売り時と言えます。

ただし、「高く売れるかどうか」は売る側の知識次第です。

  • 証紙があるかどうか
  • 希少価値や人気のあるものかどうか
  • 素材のランクはどうか
  • 小物も一緒に売るかどうか

上記の着物に関する知識は勿論、「質の良い業者かどうか」「高価買取してくれる業者かどうか」といった業者選びに関する知識も必要です。

現代では幸いにもインターネットという情報収集ツールがありますから、これをうまく活用して納得のいく査定額で売却しましょう。

今は東京オリンピックも控え、国内・海外ともに「KIMONOブーム」が到来しつつあります。需要が高まっている今がまさに売り時です!できるだけ高く買い取ってもらいましょう。

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