アンティーク着物の買取価格は?査定相場より高く売るコツ&業者選び
自分にはもう古いから、アンティーク着物は着ないと思ったときにどうしたら良いでしょうか。代々受け継いだものだから、そのまま捨てるのは忍びないと思うかも知れませんね。
実はアンティーク着物を買取してくれる業者がいます。着物を売ることが出来るので、捨てるよりも有効活用できます。着物の買取専門業者は、アンティーク着物の価値を良く分かっていますから、高価買取査定をしてくれることもあります。
着物の買取専門業者について知っておいた方が良い情報や、アンティーク着物について覚えておきたい情報を紹介します。着物を整理するときの参考にして下さい。
【アンティークの着物】 手続き簡単&安く買い叩かれない買取方法 |
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買取方法 | 鑑定の正確さ | 高価買取 | 対応地域 |
リサイクルショップ | △ | × | 店舗周辺 |
ネットオークション | △ | △ | 店舗周辺 |
古銭買取専門店 | ◎ | ◎ | 全国対応 |
- CMでも有名な古銭買取業者&利用率No.1
- プロの古銭専門査定員が全国出張査定(※女性指名可)
- 独自販売ルートがあるため高価買取が可能
(※1点からOK!電話相談も可能)
アンティーク着物とは?
アンティーク着物とは、どのような着物のことを言うのかもう少し詳しく調べてみましょう。いつ作られたかだけで、アンティーク着物と呼ばれている訳ではありません。
アンティーク着物と言うのは、大正時代とか昭和初期の流行を映し出しています。当時モダンと言われたデザインや柄のものが、アンティーク着物と呼ばれています。
先染めの綿織物が主流で、今となっては新鮮に思えるデザインが幾つもあるのです。裏地に鮮やかな色や柄を使っている着物もあり、袖から少しだけ見せるお洒落を楽しめます。
アンティーク着物は、現代の若者を中心に人気があります。どこかノスタルジーを感じさせる昔の着物を、現代のフォーマルなシーンで着こなすことが、素敵だと評価されているのです。
アンティーク着物が人気の理由
アンティーク着物が人気なのは、柄だけが理由ではありません。色々なシーンで気軽に着られることも大きな人気の理由となっています。
大正や昭和に作られた着物は、まだまだ普段使いされることを想定していました。ですから、どんなシーンでも使えるようなデザインで制作されています。
フォーマルなシーンで着るような着物は、デザインが似通ってきます。あまり斬新なものは採用されませんが、当時のアンティーク着物はそうではありません。毎日着ても飽きないような物ですし、他の人ともかぶらないように工夫されています。
現代でも普段着として着ることが出来、他の着物とはちょっと違うデザインが人気です。
特に有名なアンティーク着物「銘仙」
銘仙は、大正時代に一般的だった着物のことを言います。当時はなかなか流行した人気の着物という事で、着物好きであれば知っている人は多いアンティーク着物です。当時ではモダンなデザインと言えるでしょう。
銘仙の主な素材は絹で、鮮やかな柄やどこか懐かしさを感じさせるようなデザインが特徴となっています。先染めの絹素材を使って制作されています。
当時は普段着として銘仙は使われていましたので、今でも気軽に身につけることが出来る着物です。
しかし銘仙はカジュアルな場だけでは無く、人が集まる結婚式とかパーティーなどの場所でも着ることが出来るようなアンティーク着物でもあります。
そもそもアンティーク着物や古い着物は買取可能?
着物を買取してくれるとは言え、アンティーク着物などの古い着物を本当に買取って貰えるのでしょうか。アンティーク着物というと素敵な感じがしますが、自分から見るとただの古い着物にしか見えないと感じるでしょう。
買取専門業者に連絡しても、買取が出来ないとか、古すぎても引き取れないと言われたら嫌だと心配するかも知れません。「ただアンティーク着物は、一部の着物好きの間では人気の商品であることを覚えておいて下さい。」
特に大正時代から昭和に掛けて作られた着物は、年月を経て価値もあがっていき同時に希少価値が増していきます。古き良き骨董品のような扱いで評価されています。程度の良い着物は想像できないような値段で、取引されていることがありますよ。
アンティーク着物を買取してくれるところ
アンティーク着物を買取してくれる業者は主に3つあります。
- リサイクルショップ・古着屋
- ネットオークション
- 着物買取専門店
1.リサイクルショップ・古着屋に持ち込み買取
アンティーク着物を買取してくれる場所と言えば、リサイクルショップや古着屋を思い浮かべるかも知れません。リサイクルショップや古着屋の店員は買取の時に、洋服のブランドやデザインなどを見て査定額を決めます。
お店に買いに来るお客さんが知っているようなブランドや、一般的に人気のあるデザインの洋服を買取りたいと思っています。そこに大正とか昭和の着物を持って行っても、その価値を評価してくれる店員は少ないでしょう。
古い着物を売りたいと思っている、ぐらいにしか考えてくれません。古い他の洋服と同じ程度の価値しか、付けてくれないケースがほとんどです。
2.ネットオークション
どうせアンティーク着物を売るなら、価値の分かる人に高い値段で売りたいと思うものです。ネットオークションなら、価値の分かる人が、良い値段を付けてくれるだろうと期待しがちです。
自分自身がアンティーク着物の価値を知っていないと、安く買いたたかれてしまうこともあります。アンティーク着物の適正な価格が分かっていないときには、ネットオークションを利用しても、お得になることはあまりありません。
3.着物買取専門業者(インターネットでも依頼可能)
アンティーク着物を相場価格で安心して売れるのが、インターネットで申し込める買取専門店です。買取専門店は、アンティーク着物の価値を分かってくれます。自分たちが買取した後に、どんな人たちが買いたがっているのかも知っています。
着物が好きな人たちがいる市場での適正価格を分かっていますから、他の場所で売るよりも高額査定をしてくれることがあります。
査定額に納得できなくてキャンセルするときにも、キャンセル料を払う必要はありません。
無料で査定をしてもらえるので、気軽に利用することが出来ます。査定額に納得できたら、その場で代金を受け取ることもできるので、助かりますね。
アンティーク着物を売る前に知るべき”高価買取のコツ”と”注意点”
アンティーク着物を売る前に、知っておくべき高額買取りのコツがあります。
査定士の人が思わず高額査定を出したくなるようにするには、どうしたら良いでしょうか。買取される前もって覚えておきたい幾つかの情報を解説していきます。
やはりアンティーク着物を持っていても詳しくない方の方が多いと思います。どうすれば査定額が高くなるのか?まずは買取に関するいくつかの基本知識を知っておく事だけでも見方が変わると思いますよ。
- 良好な状態でできるだけ早く売却する
- 証紙は売却時に出す
- リサイクルショップ・古着屋・オークションで売らない
1.良好な状態でできるだけ早く売却する
歴史のあるアンティーク着物であるとはいえ、良好な状態であればあるほど査定額はアップしていきます。シミとか汚れがあると、それだけで査定額が下がってしまいますので注意して下さい。買取を考えたら即行動という事ですね。
もし今良好な状態であるなら、早めに売却するのがコツです。さらに手元に置いておくと、いつの間にかカビが生えていたり、虫に食われたりしてしまうかも知れませんよ。そうすると高く買取ってもらうことが難しくなります。
2.証紙は売却時に出す
アンティーク着物でも人気のある作家が作ったものや、評判の産地のものがあります。もし証紙があるなら、売却の時に必ず出すようにして下さい。証紙を見ると、査定士はすぐに人気のアンティーク着物であることが分かります。
査定の時間も短くなりますし、手っ取り早く高値を引き出すことが出来るでしょう。
人気のある銘仙でも伊勢崎とか秩父、足利などの銘仙は有名です。これらの産地の銘仙で証紙があれば、高額査定になる可能性がかなりありますよ。
3.【注意】リサイクルショップ・古着屋・オークションは買取額が安い
少し前の項でも説明しましたが、リサイクルショップや古着屋には着物の目利きがいません。アンティーク着物を正しく査定できる経験や、知識を持っている人が、ほとんどいないので高値が付くことはないのです。
かなりの数の着物を見て触っていないと、生地の状態や素材を見分けることは難しいでしょう。
着物の買取専門業者であれば、査定をするのに必要な技術と経験と持っています。価値ある着物が数百円になってしまうことはありませんよ。ネットオークションは目利きがいて、逆に安値で買われてしまうリスクがあります。
アンティーク着物の”買取価格の平均相場”と”買取実績”
【アンティーク着物の買取価格と相場表】 | ||||
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状態 | 買取価格 | |||
悪い | 約1,000円~ | |||
普通 | 約10,000円~ | |||
優良(有名作家・人間国宝) | 約50,000円~ |
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)
アンティーク着物の買取相場は、種類によって変わります。
- 1920年前後の東京友禅
- 1920年前後の刺繍色留袖
- 1920年前後の正絹や絞り
- 昭和初期の刺繍の振袖
1920年前後は大正ロマンの全盛期でしたから、その時代の人気の着物は価格が高くなります。買取相場価格は5万円から7万円前後です。
やはりその時代に作られた着物でも変わりますし最盛期は種類や作られた着物の数も変わります。着物に関心の高い時代の方がより高価な素材の着物も比例して多いのも特徴でしょう。
他にも、アンティーク着物の買取相場価格を左右する要素があります。
- 縫製がしっかりしているアンティーク着物
- 大量生産品ではない着物
- 有名な作家が制作したもの
- 有名な産地の記事を使っている着物
- サイズ大きな着物
これらの要素によっても、買取相場価格は変わってきます。特にサイズがどれくらいかというのは、大切な要素です。小さなサイズだと着られる人が少ないために、査定額が下がります。
大きめのサイズのほうが、仕立て直しがしやすくなるので高価買取になりがちです。
アンティーク着物を高く売るなら口コミで評判の買取専門業者『バイセル』がおすすめ
着物の買取専門業者で評判が良いのは、『バイセル』です。バイセルが評価されているのは、どうしてでしょうか。幾つかの特徴をピックアップしました。
- とにかく買取スピードが速い
- 査定の時の説明がきめ細かい
- 査定だけの依頼でも快く受けてくれる
- 買取はアンティーク着物だけではない
バイセルは査定の依頼をしたら、その日のうちに来てくれますし、遠方でも、翌日には訪問してくれます。
査定をする時にも、着物の状態や記事についての情報をきめ細かく説明してくれますよ。買取るときには、キャンセルなどについての説明もきちんとしてくれるので安心です。
お住まいの地域にもよりますが最短で30分の出張査定をしていて、あっという間に不要な着物を買い取ってもらえます。
プロの査定員が目の前で丁寧に査定してくれるので安心ですし、その場で適正な買取相場もわかります。対応も問題なくアフターフォローまで万全の体制です。さすが大手だといった印象です。
- プロの査定員を全国各地に配置(即日対応)
- 自宅完結の出張査定あり(出張費・査定料無料)
- 独自の販売ルートがあり高価買取可能(即日現金払い可)
- 査定後のキャンセルも当然ながら無料
- どんな状態(汚れや古いもの)でも無料査定
- 依頼者が女性の場合は女性の査定員を指名可
挙げるとキリがないですが、正直なところ、着物買取業者の中でここまで徹底したサービスをしているのはバイセルだけです。
もし、他店の方が買取・査定価格が高い場合、損をした気持ちになりますがバイセルなら「他店より1円でも安ければ全品返却」なので安心です。
「値段だけ知りたい!」でも問題なく対応してもらえます。着物の価値が高騰している今だからこそ、査定してもらう価値があると思います。
お家に眠っている着物があるなら、買取時期が遅れて損しないためにも、バイセルで正確な査定をしてもらいましょう。
(※1点でもOK!電話相談も可能)
状態が悪くても買取不可は稀!汚れ・傷み・破れがあっても無料査定OK
基本的に状態が悪くても、査定はしっかりしてもらえます。ほとんどのケースで、きちんと買取してもらえるので安心して下さい。
買取不可になるケースが稀です。宅配で買取ってもらうときには、値段が付かないような着物でも引き取ってもらえるようです。
一般的に宅配の場合は先に本人確認して宅配キットと呼ばれるものが自宅に届き、着物を業者に郵送します。それから査定して買取するかどうか決定するという手順です。
バイセルでは着物の場合も一緒で状態が本当にひどい場合以外は、査定額がきちんとつく事がほとんどという良い評判が多いですね。
【種類別】アンティーク着物以外の買取相場一覧をまとめてみた
ここではアンティーク着物以外の買取相場価格がわかるように、着物の格(TPO)を含めた種類別、そして高級品に該当する着物の相場がわかるように分類しました。
格(TPO)から探す
場面 | 種類 | 格 |
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第一礼装 | 留袖 / 打掛 / 喪服 | 高 |
略礼装着 | 訪問着 / 振袖 / 色無地 / 江戸小紋 | 中 |
外出着 | 付け下げ / 小紋 / 絞り / お召 / 更紗 | 低 |
街着・普段着 | 紬 / 絣 / 黄八丈 / 化繊やウール / 銘仙 / 木綿 / 浴衣 / 麻 | 低 |
高級着物(友禅・紬・上布・人間国宝・作家物・ブランド品など)から探す
種類 | 着物名 |
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友禅 | 加賀友禅 / 京友禅 |
紬 | 大島紬 / 結城紬 / 牛首紬 / 久米島紬 / ざざんざ織 / 郡上紬 / 塩沢紬 |
上布 | 宮古上布 / 越後上布 / 八重山上布 / 近江上布 |
その他 | 西陣織 / 辻が花 / 小千谷縮 / 黄八丈 / 吉野間道 / 知花花織 / 芭蕉布 / 本場筑前博多織 / 首里織 / 南風原花織黄八丈 |
人間国宝・作家物・ブランド品から探す
種類 | 着物名 |
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人間国宝 | 久保田一竹 |
作家物 | 松井青々 / 木村雨山 / 斉藤三才 / 羽田登喜男 / 和田光生 / 由水十久 / 久保田一竹 / 浦野理一 |
伝統工芸品・重要無形文化財 | 大島紬 / 結城紬 / 塩沢紬 / 東京友禅 / 名古屋友禅 / 加賀友禅 / 京友禅 / 近江上布 / 八重山上布 / 小千谷縮 / 越後上布 / 久米島紬 / 宮古上布 |
まとめ
アンティーク着物というのは、大正時代や昭和初期に作られた着物です。当時は着物がまだ普段着として使われていましたから、今の時代でもあらゆるシーンで着やすくなっているのが人気の理由です。
大正ロマンや昭和モダンと呼ばれるような、素敵な柄やデザインが多いのも人気のポイントとなっています。鮮やかな色使いが特徴的な銘仙などは、若い女性を中心に人気です。
現代では、買い物に出かけるなどのカジュアルなシーンだけでなく、結婚式などのフォーマルで華やかな場で着ることが出来ます。
アンティーク着物を高く売ることを考えているなら、着物の買取専門業者に依頼するのがオススメです。着物を査定するプロが、しっかりと品物を見て査定額を決めてくれます。適正な相場価格で買取ってくれますよ。
誰も着ないでずっと自宅に眠らせておくのであれば、もったいないので買取も検討してみるのも良いかと思います。出来るだけ高額査定になるように状態が良いうちに売却したり証紙を用意しておいたりして下さいね。